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NBA

「絶対にない」ドンチッチがレブロンの記録超えを否定。その理由は「スロベニアの農園に戻っている方がいい」から?<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.01.13

20年目・38歳のレブロンと5年目・23歳のドンチッチ。12日の試合でも激しいバトルを演じた。(C)Getty Images

20年目・38歳のレブロンと5年目・23歳のドンチッチ。12日の試合でも激しいバトルを演じた。(C)Getty Images

 現地時間1月12日にクリプトドットコム・アリーナで行なわれたダラス・マーベリックスとロサンゼルス・レイカーズによる一戦は、第4クォーター残り6.0秒にルカ・ドンチッチがステップバックスリーをねじ込み、マブズが延長へと持ち込んだ。

 ホームのレイカーズは、ウェニエン・ガブリエルが延長残り1分46秒に3ポイントプレー、同1分11秒にはレブロン・ジェームズがフリースロー2本を決めて3点差とするも、終盤にまたもやドンチッチが3ポイントをお見舞いし、2度目の延長に。最後はドンチッチに加え、スペンサー・ディンウィディーら他選手も躍動したマブズが敵地で119-115と貴重な勝利をあげ、24勝19敗(勝率55.8%)でウエスタン・カンファレンス4位へと順位を上げた。

 平均34.3点で目下リーグ得点王のドンチッチは、この試合でもゲームハイの35得点、14リバウンド、13アシストをあげ、今季10度目のトリプルダブル。さらにクリスチャン・ウッドが24得点、14リバウンド、6アシスト、5ブロック、ティム・ハーダウェイJr.が22得点、8リバウンド、ディンウィディーが17得点、4アシストをマークした。

 一方のレイカーズは、シックスマンのラッセル・ウエストブルックがシーズンハイの28得点に7リバウンド、5アシスト、2スティール、レブロンが24得点、16リバウンド、9アシスト、2スティール。さらにガブリエルが14得点、7リバウンド、2スティール、2ブロック、ケンドリック・ナンが12得点、トーマス・ブライアントが11得点、9リバウンドで続いた。
 
 昨年12月のクリスマスゲームに続き、マブズは今季レイカーズ相手に2戦負けなし。キャリア5年目のドンチッチ(23歳)と20年目のレブロン(38歳)は激しいスコアリングバトルを展開しており、スーパースターによる競演は残り2試合も注目を集めるだろう。

 ただ、これから全盛期を迎えるドンチッチはともかく、レブロンは昨年末に38歳を迎えた大ベテラン。にもかかわらず、今季もここまでリーグ8位の平均29.0点に8.4リバウンド、6.8アシストとトップレベルのパフォーマンスを維持しているのだから驚きだ。

 今季中にカリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)が保持する通算3万8387得点を抜いて歴代トップに躍り出ることが濃厚で、前人未到の4万得点へ到達する可能性も秘めている。
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