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八村塁と渡邊雄太が揃って躍動! 日本の2大エースが記録した両軍トップの“プラスマイナス”とは【NBA】<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.01.26

同日の試合でともに活躍を見せたレイカーズの八村とネッツの渡邊。現地30日には直接対決が控える。(C)Getty Images

 日本バスケ界が誇る2大エースが、揃って躍動した。

 現地時間1月25日、NBAはレギュラーシーズン10試合が行なわれ、渡邊雄太が所属するブルックリン・ネッツは敵地でフィラデルフィア・76ersと、八村塁が電撃加入したロサンゼルス・レイカーズは、ホームでサンアントニオ・スパーズと対戦した。

 ネッツはイースタン・カンファレンス2位の強敵相手に133-137で惜しくも敗れたものの、この試合で渡邊は11得点、4リバウンド、2アシスト、1ブロックを記録。後半には得意の3ポイントをはじめ、カイリー・アービングのパスから華麗なアリウープを叩きこむなど、昨年12月31日以来の2桁得点をマークした。

 また、守備でも奮闘を見せた渡邊は、第3クォーター残り5分25秒から第4クォーターを通してフル出場。替えの利かない存在として指揮官の信頼を掴み、出場時のチームの得失点差を示すプラスマイナスでは、敗戦チームながらゲーム最多の+16を記録した。
 
 一方の八村も、新天地デビュー戦で大きな存在感を放った。

 トレード決定からわずか2日後に行なわれた試合で、名門レイカーズの一員としてデビュー。ホームの大歓声のなか第1クォーターにコートに足を踏み入れると、フリースローで初得点、第2クォーターにはレブロン・ジェームズのアシストを受けて得点し、タッチを交わすシーンも見られた。

 さらに八村は後半、勝利につながる働きを見せる。第4クォーター残り10分55秒に1点差に詰め寄る3ポイントを沈めると、残り8分33秒にはリバウンド奪取からレブロンにつなぎ、逆転の3ポイントを演出。ここから勢いに乗ったチームは、リードを拡大して貴重な白星をあげた。

 八村はレイカーズの初陣で12得点、6リバウンド、1アシスト、1スティールを記録。後半に出場した時間帯でチームは4点ビハインドから10点リードとなり、試合全体のプラスマイナスでは渡邊と同様、両チームトップの+17を記録するなど、新天地LAのファンに対しこれ以上ないお披露目となった。

 NBA史上最高峰の点取り屋であるケビン・デュラントやアービングらを擁し、イースタン4位(29勝18敗)と好位置につけるネッツ。対してウエスタン・カンファレンス13位(23勝26敗)と苦しみながらも、バスケ界のキングことレブロンやアンソニー・デイビスを中心に巻き返しを図るレイカーズ。

 この東西の注目チームで重要な役割を果たすのが、ともに日本人プレーヤーだという事実は隔世の感がある。渡邊雄太と八村塁、最高峰の舞台で輝く日の丸戦士から今後も目が離せない。

構成●ダンクシュート編集部

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