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「プレーオフで倒したい」ブルズ加入のベバリーが古巣レイカーズに宣戦布告!新天地では「勝利に影響を与える」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.02.22

ベバリーは今季レイカーズで45試合に出場したが、トレード期限最終日にチームから放出されていた。(C)Getty Images

 昨夏にトレードでロサンゼルス・レイカーズへ加入したパトリック・ベバリーは、開幕からスタメンを務め、45試合で平均6.5点、3.1リバウンド、2.6アシスト、3ポイント成功率34.8%をマーク。スタッツは平凡だったが、ロールプレーヤーとしてチームに貢献していた。

 しかし、ガード陣が過剰気味だったレイカーズは、今年のトレード・デッドライン最終日に4チーム間トレードでベバリーをオーランド・マジックに放出。しかし、再建中のマジックでは1試合もプレーすることなく解雇された。

 34歳のベテランには昨季王者のゴールデンステイト・ウォリアーズとシカゴ・ブルズが獲得に興味を示していたが、本日ブルズとの契約が発表された。

 なお、チームはベバリー加入に伴い、ビッグマンのトニー・ブラッドリーと2WAY契約選手のマルコム・ヒルを解雇している。

 イリノイ州シカゴ出身のベバリーにとってブルズは地元球団で、本人は「息子と赤ちゃんを学校に連れて行くことも、迎えに行くこともできる」と加入を喜んだ

 オールスターのデマー・デローザンとザック・ラビーン擁するチームは、昨季はオールスター前までイースタン・カンファレンス1位に立つなど、46勝36敗(勝率56.1%)で5年ぶりにプレーオフに進出。
 
 オフにはゴラン・ドラギッチ、アンドレ・ドラモンドという実績のあるベテランを補強し、今季はさらなる飛躍が期待されたが、ポイントガードのロンゾ・ボールを開幕から左ヒザのケガで欠き(今季全休が決定)、ここまでカンファレンス11位の26勝33敗(勝率44.1%)と苦しんでいる。

 そんななか新加入のベバリーはブルズの「勝利に影響を与える」とポッドキャスト番組で語った。

 さらに「ここ数か月で (3ポイント成功率が)40 (%) を記録している。実際、俺は最高のバスケットボールをしているんだ。現在の数字は、昨シーズンのミネソタでの数値よりも優れている」と自慢のディフェンスだけでなく、オフェンスでもインパクトを残せると自信を見せている。

 ベバリーはブルズでアヨ・ドスンム、アレックス・カルーソ、ドラギッチらと出場時間を争うことになる。

 またベバリーは今季途中までプレーしたレイカーズについて「俺たちはレイカーズと2度対戦する。彼らをプレーオフで倒したい……。失礼、まずはプレーオフに進まないといけないな」とコメント。3月26日(アウェー)、29日(ホーム)に予定されている古巣対戦に意欲を見せた。

 守備力に長け、闘争心が旺盛なベバリーは、今季波に乗れずにいるチームの起爆剤になることができるか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部
 
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