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ハーデンは今夏に古巣ロケッツへ復帰するのか?シクサーズ首脳陣は「優勝のチャンスがある場所へ行くだろう」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.02.26

ロケッツでキャリアの全盛期を過ごしたハーデン。本人にとっても思い入れがあるチームであることは間違いないが、下位に沈む現在の状況を考えると……。(C)Getty Images

 現地時間2月23日、フィラデルフィア・セブンティシクサーズは、オールスターブレイク明け初戦でメンフィス・グリズリーズと対戦し、110-105で勝利を飾った。

 この試合、ホームで迎えたシクサーズは45分間にわたってグリズリーズにリードを許していたものの、第4クォーターの勝負所で逆転に成功。

「ショットが決まらないのも、バスケットボールの一部なんだ。そうあって欲しくはないがね。俺たちは立ち直った。戦い続けて、自分たちへ(勝利する)チャンスを与えたのさ」(ジェームズ・ハーデン)

 シクサーズはそのハーデンが最終クォーターに13得点、5アシストの活躍を見せ、ゲームハイの31得点に7リバウンド、7アシスト、2ブロック。さらにジョエル・エンビードが27得点、19リバウンド、6アシスト、6ブロック、トバイアス・ハリスが20得点、タイリース・マキシーが16得点、4アシストをマーク。

 シクサーズ在籍2年目のハーデンは、ここまで平均21.6点、6.2リバウンド、1.2スティールにリーグトップの10.7アシストを残しており、エンビードとともにイースタン・カンファレンス3位の39勝19敗(勝率67.2%)のチームを牽引している。
 
 キャリア初のチャンピオンシップ獲得を目指すハーデンは、昨夏にプレーヤーオプションを破棄して制限なしフリーエージェント(FA)となり、シクサーズと2年6860万ドル(当時のレートで約93億2960万円)の契約を締結。今季終了後、来季契約(プレーヤーオプション)を破棄すれば、FAになることができる。

 そんなハーデンについて、昨年末に米スポーツ専門局『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が23年夏のFA戦線で古巣ヒューストン・ロケッツへ帰還する可能性があると報道。

 ハーデンは直後に「俺はここ(フィラデルフィア)にいる。どこからそんなリポートが出てきたのか分からないが、俺はここにいられてワクワクしているし、チームもいい状態にある。俺たちはうまくなり続けていく」と、否定していた。

 だが、ここにきて再びロケッツ復帰報道に拍車がかかっている。『ESPN』のブライアン・ウィンドホースト記者は、自身のポッドキャスト番組で「ヒューストンは(ハーデン復帰を)望んでいるだけでなく、合理的な可能性があると信じており、何の根拠もなく湧いて出たことではない」と話していた。

「ハーデンは今でもヒューストンで多くの時間を過ごしている。夏はヒューストンにいるんだ。ロケッツの練習施設では定期的にワークアウトをしている。だから(ロケッツ復帰は)すごく現実的な可能性がある」
 
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