ロサンゼルス・レイカーズは、現地時間4月16日(日本時間17日)に敵地フェデックス・フォーラムで開催されたプレーオフ ファーストラウンド初戦を128-112で制し、シリーズ戦績を1勝0敗でリードした。
ウエスタン・カンファレンス7位の43勝39敗(勝率52.4%)でレギュラーシーズンを終えたレイカーズは、ミネソタ・ティンバーウルブズとのプレーイン・ゲームを延長の末に108-102で勝利し、第7シードを獲得。
対するグリズリーズはシーズンでウエスト2位の51勝31敗(勝率62.2%)を残し、ホームではリーグベストの35勝6敗(勝率85.4%)を誇っていただけに、次戦に向けて反省点の多いゲームとなった。
シリーズ初戦で、レイカーズはベンチスタートの八村塁が5本の3ポイント成功を含むチームトップの29得点に6リバウンド、1アシストをマーク。さらにオースティン・リーブスが23得点、4アシスト、アンソニー・デイビスが22得点、12リバウンド、3スティール、7ブロック、レブロン・ジェームズが21得点、11リバウンド、5アシスト、2スティール、3ブロック、ディアンジェロ・ラッセルが19得点、7アシストと続いた。
チームリーダーのレブロンは「彼は何度も俺に聞いてくる。『僕がチームの勝利を助けるためには何ができますか?』とね。彼のサイズとアスレティシズムが、俺たちへ新たな原動力をもたらしてくれるんだ」と八村を評価。
そんなレブロンが八村とともに高く評価しているのが2年目のリーブスだ。身長196㎝のシューティングガードは、今季チーム4位の平均13.0点に3.0リバウンド、3.4アシスト、フィールドゴール成功率52.9%、3ポイント成功率39.8%、フリースロー成功率86.4%という高いシュート力を見せつけた。
グリズリーズとのシリーズ初戦で23得点(第4クォーターで14得点)を奪ったリーブスは、「こんな舞台にいることを夢見てきた。終盤になって調子も良かったから、楽しかったよ」と回想。
リーブスは21年のドラフトでどのチームからも指名されず、同年8月にレイカーズと2WAY契約を締結。翌9月に本契約へ昇格したが、レブロンは最初の練習の時点で彼が2WAY契約選手として長くいることはないだろうと予見しており、当時のフランク・ヴォーゲルHC(ヘッドコーチ)にはリーブスがミスを繰り返しても、チャンスを与えてくれと伝えていたという。
「俺は長い間このリーグでやってきたから、高度なバスケットボールIQを持つ選手たちのことを良く知っている。それに俺には自分のゲームにどんなタイプの選手がフィットするのかもわかっている。俺はオースティンがそうなると確信していたのさ」(レブロン)。
また、レブロンは初戦を振り返り「今夜このチームのみんなはそれぞれの役割を理解し、本当にいい仕事をした。でも俺たちは今よりもっと良くなれると思っている」と現在のチームに手応えを感じているようだった。
なお、もしレイカーズがグリズリーズを撃破しシリーズ突破となれば、サンアントニオ・スパーズが1回戦でダラス・マーベリックスを4勝2敗で下した2010年以来の、第7シードによるアップセットとなる。
第2戦は19日にメンフィスで行なわれる。このままシリーズが一方的に進むことはないだろうが、レブロン率いるレイカーズが2年ぶりの大舞台で好スタートを切ったことは間違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
ウエスタン・カンファレンス7位の43勝39敗(勝率52.4%)でレギュラーシーズンを終えたレイカーズは、ミネソタ・ティンバーウルブズとのプレーイン・ゲームを延長の末に108-102で勝利し、第7シードを獲得。
対するグリズリーズはシーズンでウエスト2位の51勝31敗(勝率62.2%)を残し、ホームではリーグベストの35勝6敗(勝率85.4%)を誇っていただけに、次戦に向けて反省点の多いゲームとなった。
シリーズ初戦で、レイカーズはベンチスタートの八村塁が5本の3ポイント成功を含むチームトップの29得点に6リバウンド、1アシストをマーク。さらにオースティン・リーブスが23得点、4アシスト、アンソニー・デイビスが22得点、12リバウンド、3スティール、7ブロック、レブロン・ジェームズが21得点、11リバウンド、5アシスト、2スティール、3ブロック、ディアンジェロ・ラッセルが19得点、7アシストと続いた。
チームリーダーのレブロンは「彼は何度も俺に聞いてくる。『僕がチームの勝利を助けるためには何ができますか?』とね。彼のサイズとアスレティシズムが、俺たちへ新たな原動力をもたらしてくれるんだ」と八村を評価。
そんなレブロンが八村とともに高く評価しているのが2年目のリーブスだ。身長196㎝のシューティングガードは、今季チーム4位の平均13.0点に3.0リバウンド、3.4アシスト、フィールドゴール成功率52.9%、3ポイント成功率39.8%、フリースロー成功率86.4%という高いシュート力を見せつけた。
グリズリーズとのシリーズ初戦で23得点(第4クォーターで14得点)を奪ったリーブスは、「こんな舞台にいることを夢見てきた。終盤になって調子も良かったから、楽しかったよ」と回想。
リーブスは21年のドラフトでどのチームからも指名されず、同年8月にレイカーズと2WAY契約を締結。翌9月に本契約へ昇格したが、レブロンは最初の練習の時点で彼が2WAY契約選手として長くいることはないだろうと予見しており、当時のフランク・ヴォーゲルHC(ヘッドコーチ)にはリーブスがミスを繰り返しても、チャンスを与えてくれと伝えていたという。
「俺は長い間このリーグでやってきたから、高度なバスケットボールIQを持つ選手たちのことを良く知っている。それに俺には自分のゲームにどんなタイプの選手がフィットするのかもわかっている。俺はオースティンがそうなると確信していたのさ」(レブロン)。
また、レブロンは初戦を振り返り「今夜このチームのみんなはそれぞれの役割を理解し、本当にいい仕事をした。でも俺たちは今よりもっと良くなれると思っている」と現在のチームに手応えを感じているようだった。
なお、もしレイカーズがグリズリーズを撃破しシリーズ突破となれば、サンアントニオ・スパーズが1回戦でダラス・マーベリックスを4勝2敗で下した2010年以来の、第7シードによるアップセットとなる。
第2戦は19日にメンフィスで行なわれる。このままシリーズが一方的に進むことはないだろうが、レブロン率いるレイカーズが2年ぶりの大舞台で好スタートを切ったことは間違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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