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NBA

「場違いだし失礼」レナードへ“引退勧告”の識者にジェファーソンが反論「メディアが選手に言うべきじゃない」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.04.27

レナードはサンズとのシリーズで平均34.5点をマークしたが、初戦で右ヒザを痛めた影響で第3戦から欠場を強いられた。(C)Getty Images

レナードはサンズとのシリーズで平均34.5点をマークしたが、初戦で右ヒザを痛めた影響で第3戦から欠場を強いられた。(C)Getty Images

 現地時間4月25日(日本時間26日)、ロサンゼルス・クリッパーズは、敵地フットプリント・センターでフェニックス・サンズに130-136で敗れ、1勝4敗でファーストラウンド敗退となった。

 今季開幕前の下馬評で、クリッパーズはポール・ジョージと昨季をケガで全休したカワイ・レナードという2枚看板が復帰することもあって優勝候補筆頭に挙がっていた。

 レギュラーシーズンこそウエスタン・カンファレンス5位の44勝38敗(勝率53.7%)で2年ぶりのプレーオフを迎えるも、3月下旬に右ヒザを捻挫したジョージはシリーズ全休、レナードも第3戦から3試合連続で欠場。

 2大エース不在のチームは今季途中加入のラッセル・ウエストブルックやノーマン・パウエル、エリック・ゴードンらが奮戦も、第2戦から4連敗でシーズンを終えることになった。

 先日、米スポーツ専門局『ESPN』の冠番組『First Take』で名物コメンテーターのスティーブン・A・スミス氏は「カワイ・レナードは、今まで見たなかで最悪のスーパースターの1人としてリストに載るべきだ」とレナードを非難。

 さらに「信頼できないスーパースターは、シーズンを通してロード・マネジメント(疲労の管理)し、その見返りを受け取っている」、「レナードは引退すべきだと思う。彼のケガにはもううんざりしている」と辛辣な言葉を発していた。
 
 レナードは2014年にサンアントニオ・スパーズ、19年にトロント・ラプターズでNBAチャンピオンになり、ファイナルMVPに輝いた名選手。だがスミス氏が指摘したように、ここ数年はケガが多く、過去6シーズンはいずれもレギュラーシーズンで61試合未満の出場に終わっている。

 とはいえ、24日のチーム練習後、クリッパーズのタロン・ルーHC(ヘッドコーチ)は「当然、彼は傷ついている。これは彼がどこかで休むというロード・マネジメントではない。彼はプレーオフでケガを抱えながらプレーしてきた。それができないということは、ケガが非常に深刻だということ」とレナードを擁護。

「我々は彼の欠場について、ロード・マネジメントや疲れたからといった理由で話したりはしていない。実際に起きていることなんだ。周囲がどう言っていようと関係ない」

 シーズン終了から一夜明けた26日に『The Athletic』は、レナードが右ヒザの半月板断裂と診断されていたと報道。第1戦で右ヒザを負傷後、第2戦はケガに耐えながらプレーしていたという。
 
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