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NBA

「立ち止まるな、常にアタックしろ!」――八村塁を“覚醒”へと導いたレイカーズ指揮官のアドバイス<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.04.24

プレーオフで連日の大活躍を披露する八村。その裏には指揮官からのアドバイスがあった。(C)Getty Images

プレーオフで連日の大活躍を披露する八村。その裏には指揮官からのアドバイスがあった。(C)Getty Images

 ウエスタン・カンファレンス第2シードのメンフィス・グリズリーズと、第7シードのロサンゼルス・レイカーズによるプレーオフ・ファーストラウンド。1勝1敗で迎えた現地時間4月22日のシリーズ第3戦、本拠地クリプトドットコム・アリーナで戦うレイカーズは、レブロン・ジェームズのジャンパーやオースティン・リーブスのレイアップで6-0の好スタートを切った。

 グリズリーズはジャ・モラントがレイアップやフリースローで点を返すも、レイカーズの勢いは止まらず、その後もレブロンやアンソニー・デイビス、ディアンジェロ・ラッセルらが加点してリードを拡大。

 そして第1クォーター残り4分16秒にレブロンと代わってコートインした八村塁が、3ポイントにレイアップ、さらにはデイビスのスティールからファーストブレイクでダンクを叩き込み、35-9と圧倒して最初の12分間を終えると、一度もリードを許さずに111-101でシリーズ2勝目を手にした。
 
 レイカーズはデイビスが31得点、17リバウンド、2スティール、3ブロック、レブロンが25得点、9リバウンド、5アシスト、ラッセルが17得点、7アシスト、リーブスが13得点、6リバウンドをマーク。

 そして試合後に「僕らは準備ができていました。前回、相手のホームでつらい負けを喫していました。昨日、僕らはいい練習をし、全員が集中していました。ジャンプ(ボール)から、自分たちが何者なのかを相手に見せつけてやろうとしていました」と語った八村は、22分6秒のプレータイムでフィールドゴール成功率60.0%(6/10)、3ポイント2本、フリースロー2本をノーミスで決め切り、16得点に5リバウンド、1スティールの活躍で勝利に貢献した。

 この試合の第3クォーター終盤。八村はディフェンシブ・リバウンドを奪って自らボールプッシュした際に、背後から押されたことでバランスを崩すと珍しくヒートアップし、相手選手へ怒りを露わにするシーンもあった。
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