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NBA

八村塁、日本人初のNBAプレーオフ1回戦突破!6試合で平均14.5点、FG&3P成功率はチームトップの働き<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.04.29

八村は初戦でチーム最多の29得点、2戦目に20得点と爆発。高精度のショットで1回戦突破に貢献した。(C)Getty Images

八村は初戦でチーム最多の29得点、2戦目に20得点と爆発。高精度のショットで1回戦突破に貢献した。(C)Getty Images

 八村塁がまた新たな歴史を刻んだ。

 現地時間4月28日、NBAプレーオフ1回戦第6戦がカリフォルニア州ロサンゼルスのクリプトドットコム・アリーナで行なわれ、ロサンゼルス・レイカーズがメンフィス・グリズリーズに125-85で勝利。シリーズ4勝2敗で1回戦突破を果たした。

 試合は王手をかけて臨んだレイカーズが、ホームで相手を圧倒。アンソニー・デイビス(16得点、14リバウンド、5ブロック)がゴール下で支配力を発揮すれば、ディアンジェロ・ラッセル(31得点、3P5/9)が3ポイントの固め打ちで流れを掌握、大黒柱のレブロン・ジェームズ(22得点、FG9/13)も前戦の不振から挽回して若いグリズリーズを一蹴した。

 八村は前半に記録した6得点とシリーズ最少にとどまったものの、4リバウンドにスティールとブロックを1本ずつマークするなど攻守で役割を全う。このシリーズは全6試合でベンチからの出場ながら、平均25.5分の出場時間(チーム5位)で14.5点(同5位)、4.7リバウンド(同4位)を記録。フィールドゴール成功率56.9%と3ポイント成功率52.4%は、いずれもチーム1位の数字を残した。
 
 自身2度目、日本人としては渡邊雄太の2回を含めた4度目のプレーオフ挑戦で、初のシリーズ勝利を経験した八村。日本人選手のNBAプレーオフの戦績は以下の通りとなっている。

■日本人選手のプレーオフ戦績
※すべて1回戦

2021年八村塁/ウィザーズ(第8シード)1勝4敗vs76ers
2022年渡邊雄太/ラプターズ(第5シード)2勝4敗vs76ers
2023年渡邊雄太/ネッツ(第6シード)0勝4敗vs76ers
2023年八村塁/レイカーズ(第7シード)4勝2敗vsグリズリーズ

 第7シードからファーストラウンドを突破したのは、NBA史上でも6例目の快挙。名門レイカーズとしても初のことだ。その一端を担った八村は、日本人で初めてカンファレンス準決勝の舞台に駒を進めることとなった。

 次のラウンドではサクラメント・キングス(第3シード)とゴールデンステイト・ウォリアーズ(第6シード)の勝者と対戦する。名門レイカーズにとって2020年以来の王座奪還、そして日本人初のチャンピオンリング獲得へ、八村のさらなる快進撃に期待したい。

構成●ダンクシュート編集部
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