現地時間5月9日(日本時間10日)、フィラデルフィア・セブンティシクサーズは敵地TDガーデンへ乗り込み、ボストン・セルティックスとのイースタン・カンファレンス準決勝第5戦に臨んだ。
ここまでシリーズ成績は2勝2敗のタイ。シクサーズは7日にホームで行なわれた第4戦、ジェームズ・ハーデンのフローターで延長に持ち込むと、2点を追う終盤にはジョエル・エンビードのパスを受けたハーデンが右コーナーから逆転3ポイントを叩き込み、116-115で制して地元で2連勝を飾った。
すると第5戦ではエンビードが3戦連続30得点超えとなる33点に7リバウンド、4ブロック、ハーデンが17得点、8リバウンド、10アシスト、2スティール、トバイアス・ハリスが16得点、11リバウンド、ダヌエル・ハウスJr.が10得点、5リバウンドをマーク。
さらにタイリース・マキシーがシリーズ最多の30得点に7リバウンド、3アシストと躍動し、シクサーズは相手に最大21点差をつけ、最終スコア115-103で勝利を収めた。
ホームのセルティックスは、ジェイソン・テイタムがゲームハイの36得点に10リバウンド、5アシスト、2スティール、ジェイレン・ブラウンが24得点、6リバウンドと両輪が計60得点と爆発。さらにマーカス・スマートが14得点、4アシストと続いた。
しかし2桁得点はこの3選手のみで、アル・ホーフォードは3ポイント7本すべてミスし無得点。チーム全体でフィールドゴール成功率39.8%(33/83)、3ポイント成功率31.6%(12/38)とショットが決まらなかった。
この試合、シクサーズにとって大きかったのはマキシーの活躍だ。過去4戦で平均16.5点を残すも、フィールドゴール成功率36.6%、3ポイント成功率28.6%と苦しんでいた3年目のガードは、この試合でフィールドゴール成功率47.6%(10/21)、3ポイント成功率50.0%(6/12)と高確率でショットを沈めた。
主砲エンビードはマキシーを次のように称えた。
「前にも言ったことだけど、アグレッシブになるというのはすべてのショットを放つことじゃない。勢いを持ってアタックしていくことなんだ。
自分自身にとってベストなショットを狙い、確実にチームメイトのために(得点機会を)クリエイトしていくことにある。今夜の彼はしっかりと目的を持ってプレーしていた。何をしたいかを理解していたし、いつアタックすべきか、いつみんなを巻き込んでいくべきかを把握していた。これこそ俺たちが彼に求めていたことだった」
22歳のプレーメーカーの効果的な働きでカンファレンス決勝進出に王手をかけたシクサーズ。第6戦は11日にフィラデルフィアのウェルズファーゴ・センターで行なわれる。
文●秋山裕之(フリーライター)
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すると第5戦ではエンビードが3戦連続30得点超えとなる33点に7リバウンド、4ブロック、ハーデンが17得点、8リバウンド、10アシスト、2スティール、トバイアス・ハリスが16得点、11リバウンド、ダヌエル・ハウスJr.が10得点、5リバウンドをマーク。
さらにタイリース・マキシーがシリーズ最多の30得点に7リバウンド、3アシストと躍動し、シクサーズは相手に最大21点差をつけ、最終スコア115-103で勝利を収めた。
ホームのセルティックスは、ジェイソン・テイタムがゲームハイの36得点に10リバウンド、5アシスト、2スティール、ジェイレン・ブラウンが24得点、6リバウンドと両輪が計60得点と爆発。さらにマーカス・スマートが14得点、4アシストと続いた。
しかし2桁得点はこの3選手のみで、アル・ホーフォードは3ポイント7本すべてミスし無得点。チーム全体でフィールドゴール成功率39.8%(33/83)、3ポイント成功率31.6%(12/38)とショットが決まらなかった。
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