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NBA

ケガ人続出のチームで存在感を増す八村塁。強豪クリッパーズとのリマッチで"キャリアハイ"の再現なるか

秋山裕之

2019.12.08

直近4試合で平均39.7分に出場している八村。故障者の穴を埋めるべく、攻守で奮闘している。(C)Getty Images

直近4試合で平均39.7分に出場している八村。故障者の穴を埋めるべく、攻守で奮闘している。(C)Getty Images

 ワシントン・ウィザーズは12月5日(日本時間6日)と6日(同7日)のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ、マイアミ・ヒートとの2連戦を1勝1敗で終えた。

 現在、ウィザーズはイースタン・カンファレンス12位の7勝14敗。プレーオフ出場圏内である8位のオーランド・マジック(11勝11敗)まで3.5ゲーム差とやや離されているものの、今後の巻き返し次第ではプレーオフ出場のチャンスはまだ残っている。

 トーマス・ブライアント、アイザイア・トーマス、CJ・マイルズ、ジョーダン・マクレーと、ローテーション入りしていた選手たちが相次ぐケガで戦線離脱を余儀なくされるなか、ルーキーの八村塁は前述の2連戦でいずれも39分以上に出場。

 直近4試合連続で38分以上プレーしており、その間の成績は平均21.5点(フィールドゴール成功率52.9%)、7.0リバウンド。ヒート戦では3本のダンクを含む14得点、6リバウンドと、自身初の5試合連続で2桁得点をマークしている。だが、後半に入って時間が進めば進むほど、ジャンパーをミスするなど攻撃面で精彩を欠いてしまった。
 
 チームも前半こそリードして終えるも、終盤にかけてジミー・バトラーやタイラー・ヒロ、バム・アデバヨらに得点を許し、リードを守り切れなかった。

 八村は「最初からいい出だしで粘ったんですけど、最後は相手に決めるところを決められて負けてしまった」と試合後にコメント。オフェンスについては「シュートを何回も落として、ボール回しとかもうまくできなかった」と振り返った。

 連戦でさらなるケガ人が出なかったことは朗報だったとはいえ、ウィザーズは試合の中で常にファウルトラブルを回避しなければと思わざるを得ないほど、人員不足に陥っている。ルーキーの八村も、本来であればもう少しプレータイムを押さえたいのがコーチ陣の本音だろう。
 
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