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NBA

八村塁が3本のダンクを叩き込み14得点!ただし連戦の疲労が隠せず強敵ヒートに逆転負けを喫する

秋山裕之

2019.12.07

14得点を奪った八村だが、連戦の疲労か精彩を欠く場面も。(C)Getty Images

14得点を奪った八村だが、連戦の疲労か精彩を欠く場面も。(C)Getty Images

 12月6日(日本時間7日、日付は以下同)。ワシントン・ウィザーズは敵地アメリカンエアラインズ・アリーナに乗り込み、マイアミ・ヒートとの一戦に臨んだ。

 前日にはホームで強豪フィラデルフィア・セブンティシクサーズを119-113で下したウィザーズ。しかしこの日はアイザイア・トーマス、トーマス・ブライアント、CJ・マイルズ、ジョーダン・マクレーに加え、シクサーズ戦で復帰したイアン・マヒンミも連戦のため大事を取って欠場と、限られたメンバーで戦うことになった。

 ヒートもゴラン・ドラギッチを故障で欠いたものの、本拠地では今季ここまで8戦無敗。ホームゲームには絶対の自信を持っており、この日も意気揚々とウィザーズへ襲い掛かる。

 先発パワーフォワードの八村塁は、第1クォーター序盤に放ったミドルシュート、ステップバックの片足ジャンパーを続けてミス。連戦の影響か、ディフェンシブ・リバウンドへの反応が遅れるシーンもあり、疲れを引きずっているような印象を与えた。

 だがケガ人続出のウィザーズにとって、勝利するためには八村の活躍が不可欠。残り約3分半にブラッドリー・ビールとの2メンゲームから初得点をあげ、その後一旦ベンチに下がった。
 
 第2クォーターは残り10分3秒から出場。同じルーキーのタイラー・ヒロ相手にフィジカルを生かしたドライブから得点を奪うと、続く攻撃でもダービス・ベルターンスのパスを受け、強烈なワンハンドダンクを叩き込み雄叫びを上げる。

 さらにゴンザガ大の先輩ケリー・オリニクに右ポストから1オン1を仕掛け、パワー勝負でペイントエリアへ侵入。ポンプフェイクでファウルを誘い、獲得したフリースローを2本とも成功させた。

 残り7分16秒に放ったレイアップはデリック・ジョーンズJr.の豪快なブロックの餌食となるも、直後のファーストブレイクではイシュ・スミスの好アシストからボースハンドダンクをお見舞い。連続8得点を稼ぎウィザーズのオフェンスを牽引した。

 前半終盤にはジミー・バトラーをガードする場面が増加。バム・アデバヨとの2メンゲームからペイント内へのアタックを何度も許し、ファウルこそしなかったが多くの得点を献上してしまう。ただ、アウトサイドシュートはしっかりとチェックし阻止してみせた。

 ウィザーズは前半最終盤にヒロの3ポイントで逆転されるも、ビールとスミスが決め返し、65-61と4点リードで試合を折り返す。
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