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アメリカ代表のセレクトチームに選出されたキーガン・マレー。キングスGMは2年目の22歳に「第2、3オプションになることを求めている」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.07.21

アメリカ代表のセレクトチームに選出されたマレー。NBA2年目の今季はさらなる飛躍が期待される。(C)Getty Images

 7月20日(日本時間21日)。米スポーツ専門メディア『The Athletic』は、アメリカ代表の練習相手としてトレーニングキャンプへ参加するセレクトチームの5人を報じた。

 8月25日に幕を開けるFIBAバスケットボールワールドカップ2023に向けて、先日USAバスケットボールは大会へ出場するロスター12名を発表。8月3日からネバダ大ラスベガス校(UNLV)でトレーニングキャンプがスタートする。

 同メディアが報じたセレクトチームのメンバーはケイド・カニングハム(デトロイト・ピストンズ)、チェット・ホルムグレン、ジェイレン・ウィリアムズ(いずれもオクラホマシティ・サンダー)、ジェイレン・グリーン(ヒューストン・ロケッツ)、キーガン・マレー(サクラメント・キングス)の5選手。

 オーランド・マジックのジャマール・モーズリーHC(ヘッドコーチ)が指揮を執るセレクトチームは、現段階では正式に発表されておらず、今後彼らを含めた計12選手がキャンプへ参加することになるという。

 もっとも、マレーの代理人を務めるマーク・バーテルスタインは『FOX40'』へ22歳のフォワードがセレクトチームに選ばれたことを認めている。この先、本戦メンバーがケガなどで離脱したり、セレクトチームの選手が練習で目覚ましいパフォーマンスを見せることがあれば、本大会のロスターへ昇格する可能性も秘めている。
 
 203㎝・97㎏のマレーは、昨年のドラフト1巡目4位でキングスから指名。開幕3戦目に先発へ昇格すると、2枚看板のディアロン・フォックスとドマンタス・サボニス、ベテランのハリソン・バーンズ、シューターのケビン・ハーターとともにスターターの一角としてチームの躍進に大きく貢献した。

 最終的に80試合(先発78試合)で平均12.2点、4.6リバウンド、1.2アシストに3ポイント成功率41.1%(平均2.6本成功)をマーク。3ポイント206本成功は、2017-18シーズンのドノバン・ミッチェル(ユタ・ジャズ/現クリーブランド・キャバリアーズ)が残した187本を大きく塗り替え、NBA新人記録だった。

 ゴールデンステイト・ウォリアーズとのプレーオフ1回戦では最初の3戦で計10得点と苦しんだが、第4戦で23得点を奪うと、残り3試合でも2桁得点をあげ、7試合で平均9.7点、6.3リバウンドを奪ってみせた。

 今夏にキングスは、完全FA(フリーエージェント)だったバーンズと延長契約を結んだほか、アレックス・レン、トレイ・ライルズと再契約を締結。さらにトレードでクリス・ドゥアルテを獲得し、ギリシャのオリンピアコスでプレーしていたサーシャ・ヴェゼンコフ、ベテランビッグマンのナーレンズ・ノエルの獲得にも成功している。
 
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今夏にキングスはフロントコートの強化に成功