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NBA

アメリカ代表のセレクトチームに選出されたキーガン・マレー。キングスGMは2年目の22歳に「第2、3オプションになることを求めている」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.07.21

 今季のスターターは昨季と同じ5人(フォックス、ハーター、マレー、バーンズ、サボニス)が予想されるが、フロントコートの厚みは昨季以上で、高精度なシュート力を誇るヴェゼンコフ、守備力に長けたノエル加入で、マレーが昨季以上のプレータイムを掴むには、攻守でさらなるステップアップが求められる。

 そうしたなか、先日キングスのモンテ・マクネアーGM(ゼネラルマネージャー)は、『The Athletic』へマレーについてこう話していた。

「我々はキーガンが次の一歩へ踏み出すことを求めている。彼にできることとしては、4、5番手ではなく、第2、3オプションになること。オールNBA選手が2人(フォックスとサボニス)いて、ハーターとバーンズもいるから難しいことだ。だから、そのためにはある程度の時間がかかるかもしれない」
 
 首脳陣の高い期待に応えることは並大抵のことではないが、今夏にサマーリーグに出場したマレーは2試合で平均35.0点、フィールドゴール成功率51.4%、3ポイント成功率45.0%(平均4.5本成功)と、格の違いを見せつけている。

 アメリカ代表のトレーニングキャンプでは伸び盛りの若手が揃っていることから、マレーがどれだけ自身の実力をアピールできるか。今夏に得た経験が、新たなシーズンへ向けて大きな財産となるに違いない。

文●秋山裕之(フリーライター)

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