昨年11月、SNSに人種差別的な投稿をしたことが大問題となり、ナイキとのスポンサー契約を解除されたカイリー・アービング(ダラス・マーベリックス)。その後は“シューズFA(フリーエージェント)”となっていたアービングだが、今年7月に中国のスポーツメーカー『ANTA』とパートナーシップ契約を結んだことが報じられた。
これに噛みついたのが、かつてユタ・ジャズやオクラホマシティ・サンダーでプレーしたエネス・カンター“フリーダム”。以前から政治的な発言を行なうことで知られ、中国の人権問題についても批判していた31歳のビッグマンは、これまではアービングの考え(新型コロナウイルスに対するワクチン接種を拒否したことなど)に賛同していたものの、この一件には失望を露わにしていた。
「彼は自分の信念を貫き、文字通り『たとえ何億ドルを失うことになっても』ワクチンを受けなかった。それは勇気ある行動だ。けれど『ANTA』とシューズの契約を結んだ。“奴隷労働者”や“搾取工場”について誰もが知っているのに、だ。
君には何百万人もの子どもたちをインスパイアする素晴らしいツールがある。だが今、君は“世界最大の独裁国家”とシューズ契約を結んでいる。胸が張り裂けそうだよ」
出演したポッドキャスト番組『Don't @ Me with Dan Dakich』でそう語ったフリーダム。ただ、アービングは『ANTA』と5年契約を結んだ上、“チーフ・クリエイティブ・オフィサー”という肩書きも貰っているだけに、再び何か問題でも起こさない限り、彼と中国の関係性は続いていくことだろう。
構成●ダンクシュート編集部
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「彼は自分の信念を貫き、文字通り『たとえ何億ドルを失うことになっても』ワクチンを受けなかった。それは勇気ある行動だ。けれど『ANTA』とシューズの契約を結んだ。“奴隷労働者”や“搾取工場”について誰もが知っているのに、だ。
君には何百万人もの子どもたちをインスパイアする素晴らしいツールがある。だが今、君は“世界最大の独裁国家”とシューズ契約を結んでいる。胸が張り裂けそうだよ」
出演したポッドキャスト番組『Don't @ Me with Dan Dakich』でそう語ったフリーダム。ただ、アービングは『ANTA』と5年契約を結んだ上、“チーフ・クリエイティブ・オフィサー”という肩書きも貰っているだけに、再び何か問題でも起こさない限り、彼と中国の関係性は続いていくことだろう。
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