4年に1度のバスケットボールの祭典ワールドカップ(W杯)の開幕が10日後に迫り、最終ロスターを発表するチームも増えてきたが、大会直前のケガやコンディションが整わないことを理由に不参加を表明した選手も出ている。
その1人が、ギリシャ代表のヤニス・アテトクンボ(ミルウォーキー・バックス)だ。昨季、左ヒザに不調を抱えていたヤニスは、オフシーズンに手術を敢行。これによりW杯出場は微妙と言われていたが、本人は可能な限り出場したい意思を表明していた。
しかし8月11日、今年のワールドカップを欠場する旨を自身のSNSで発表した。
「みんなも知ってのとおり、僕のナショナルチームに対する情熱と愛情は、これまでも、そしてこれからも変わることはない。NBAのシーズンが終了してからというもの、僕はチームが設定した目標を達成するために必要な選手になるべく、自分の身体を限界まで追い込んできた。
しかし、数か月に及ぶトレーニングとメディカルスタッフとの度重なるミーティングの結果、ワールドカップに出場するために求められるレベルで戦う準備ができていないことが明らかになった。
これは選択肢ではなく、僕がこれまでのキャリアで懸命に努力してきたバスケットボールのレベルに再び戻るための唯一のオプションだった。このような結果に至ったことはものすごく残念だけど、これはメディカルスタッフとともに下した決断だ。次に自分の名前がコールされるときのために、これからも僕は自分を追い込んでいく。
僕個人、そしてチームの最終的な目標は、2024年のオリンピック出場権を獲得することであり、来年、代表チームの一員としてプレーする栄誉に預かれることを願っている」
英語とギリシャ語で書かれた長文のメッセージからは、ヤニスの代表に賭ける熱い思いと、欠場が苦渋の決断だったことが伝わってくる。
すでにギリシャは帰化選手のタイラー・ドーシー、大ベテランのニック・カレイテス、コスタス・スロウカスが個々の理由で欠場。そんななかで大エースのヤニス欠場はさらなる痛手だ。
昨年のユーロバスケットでは準々決勝でドイツに敗退も、全体5位で終えることができたのは、大会最多の平均29.3点を奪ったヤニスの奮闘が大きかった。チームが崩れそうな場面では、彼がスーパープレーを見せて何度もリズムを引き戻した。
カレイテスらベテランガード陣が不在の今大会、キープレーヤーになりそうなのが、ガードのトマス・ウォーカップ(オリンピアコス)とディノス・ミトログルー(パナシナイコス)だ。
今年4月に帰化が実現したアメリカ出身ウォーカップは、2021-22シーズンからギリシャの強豪オリンピアコスのスターティングガードを務め、国内リーグ優勝、ユーロリーグでも2年連続でファイナル4進出に貢献している。
自ら得点を狙いにいくタイプではなく、瞬時にフリーの仲間を見極めて絶妙なパスが出せる優秀なパサーで、ディフェンスにも定評がある。
その1人が、ギリシャ代表のヤニス・アテトクンボ(ミルウォーキー・バックス)だ。昨季、左ヒザに不調を抱えていたヤニスは、オフシーズンに手術を敢行。これによりW杯出場は微妙と言われていたが、本人は可能な限り出場したい意思を表明していた。
しかし8月11日、今年のワールドカップを欠場する旨を自身のSNSで発表した。
「みんなも知ってのとおり、僕のナショナルチームに対する情熱と愛情は、これまでも、そしてこれからも変わることはない。NBAのシーズンが終了してからというもの、僕はチームが設定した目標を達成するために必要な選手になるべく、自分の身体を限界まで追い込んできた。
しかし、数か月に及ぶトレーニングとメディカルスタッフとの度重なるミーティングの結果、ワールドカップに出場するために求められるレベルで戦う準備ができていないことが明らかになった。
これは選択肢ではなく、僕がこれまでのキャリアで懸命に努力してきたバスケットボールのレベルに再び戻るための唯一のオプションだった。このような結果に至ったことはものすごく残念だけど、これはメディカルスタッフとともに下した決断だ。次に自分の名前がコールされるときのために、これからも僕は自分を追い込んでいく。
僕個人、そしてチームの最終的な目標は、2024年のオリンピック出場権を獲得することであり、来年、代表チームの一員としてプレーする栄誉に預かれることを願っている」
英語とギリシャ語で書かれた長文のメッセージからは、ヤニスの代表に賭ける熱い思いと、欠場が苦渋の決断だったことが伝わってくる。
すでにギリシャは帰化選手のタイラー・ドーシー、大ベテランのニック・カレイテス、コスタス・スロウカスが個々の理由で欠場。そんななかで大エースのヤニス欠場はさらなる痛手だ。
昨年のユーロバスケットでは準々決勝でドイツに敗退も、全体5位で終えることができたのは、大会最多の平均29.3点を奪ったヤニスの奮闘が大きかった。チームが崩れそうな場面では、彼がスーパープレーを見せて何度もリズムを引き戻した。
カレイテスらベテランガード陣が不在の今大会、キープレーヤーになりそうなのが、ガードのトマス・ウォーカップ(オリンピアコス)とディノス・ミトログルー(パナシナイコス)だ。
今年4月に帰化が実現したアメリカ出身ウォーカップは、2021-22シーズンからギリシャの強豪オリンピアコスのスターティングガードを務め、国内リーグ優勝、ユーロリーグでも2年連続でファイナル4進出に貢献している。
自ら得点を狙いにいくタイプではなく、瞬時にフリーの仲間を見極めて絶妙なパスが出せる優秀なパサーで、ディフェンスにも定評がある。
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