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レイカーズのデイビスはヨキッチ&エンビードと“同レベル”?名手KGが実力を高く評価「今後2年間でMVPになる」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.08.16

KGはデイビス(左)についてヨキッチ(右)やエンビードのやることを「すべてこなせる」と高く評価。MVPも狙えると予想した。(C)Getty Images

 過去3年間、NBAのレギュラーシーズンMVPはデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチとフィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビードがトップ2の得票数を獲得しており、2021、22年はヨキッチ、2023年はエンビードがMVPを受賞した。

 セルビア出身のヨキッチは昨季ナゲッツを球団史上初のNBAチャンピオンへ導き、ファイナルMVPを獲得したほか、レギュラーシーズンの通算トリプルダブル達成数(105回)は歴代6位、外国籍出身選手としては史上最多を誇っている。

 一方、カメルーン出身のエンビードは、一昨季に平均30.6点で外国籍出身選手として初の得点王となり、昨季は平均33.1点とさらに数字を伸ばし、2年連続でスコアリングリーダーとなった。

 211㎝・129㎏のヨキッチは28歳、213㎝・127㎏のエンビードは29歳とキャリアの全盛期にあり、今後もリーグ最高級のビッグマンとして君臨することが確実視されている。

 そんななか、8月15日(日本時間16日、日付は以下同)に『SHOWTIME Basketball』の人気ポッドキャスト番組『KG Certified』の最新エピソードが公開。そこで元NBA選手のケビン・ガーネットはヨキッチ、エンビードに対抗できる選手としてアンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ)をプッシュしていた。
 
「俺はアンソニー・デイビスが今後2年間でMVPになると予想している。その時が訪れたのさ。彼が『そうさ。俺がリーグのベストプレーヤーだ』と主導権を握る時がね」

 208㎝・115㎏のデイビスは、レイカーズ在籍4年目の昨季に平均25.9点、12.5リバウンド、2.6アシスト、1.1スティール、2.0ブロックにフィールドゴール成功率56.3%をマーク。リバウンドとFG成功率はキャリアでベストの数字で、プレーオフでも平均22.6点、14.1リバウンド、2.6アシスト、1.4スティール、3.1ブロック、FG成功率52.0%と大活躍し、チームのカンファレンス・ファイナル進出に大きく貢献した。

 得点・リバウンド・プレーメーキングと3拍子揃ったヨキッチは、リーグ史上屈指のパサーで、センターでは史上最高のレベルにある。さらに高得点を奪うこともでき、昨プレーオフでは攻守両面でナゲッツを牽引し、優勝に導いたことは記憶に新しい。

 エンビードはペイントエリアで支配的なだけでなく、ドライブからの仕掛けや3ポイントなど多彩なオフェンススキルを持ち、ディフェンス面でもリムプロテクターとして相手チームの脅威となっている。

 ただ、ガーネットの目にはデイビスがヨキッチ、エンビードにも引けを取らないと映っているようだ。
 
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