バスケW杯

【バスケW杯】オーストラリアが一番乗りでパリ五輪出場決定!日本を含むアジア勢とその他の地域の状況は?<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.08.31

オセアニア勢最上位が決定したオーストラリアが、今大会一番乗りでパリ五輪出場権を獲得した。(C)FIBA

 8月25日より日本を含むアジア3か国で開催中の「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」。大会6日目の30日に出場全32チームが1次ラウンドの全日程を消化し、2次ラウンド進出チーム(ベスト16)及び、17-32位決定戦にまわるチームが決定した。

 今回のワールドカップは来夏のパリ五輪の予選も兼ねており、各大陸の上位チームには五輪出場権が与えられる(アメリカ大陸とヨーロッパは上位2か国、アジア、オセアニア、アフリカは最上位国)。

 W杯予選でオセアニア2か国(オーストラリアとニュージーランド)はアジアの枠組みで参加していたが、オリンピックの選考では別。そして30日の試合で、ニュージーランドが1次敗退となり、オーストラリアが日本に勝って2次ラウンドに進んだことで、オセアニア枠からオーストラリアのパリ五輪出場が決定した。
 
 2021年の東京五輪で初の銅メダルを獲得したオーストラリアは、14大会連続16回目の五輪出場。開催国のフランスを除けば、一番乗りでパリへの切符を手にした。

 なお、その他の地域ではアメリカ大陸が5チーム、ヨーロッパからは10チームが2次ラウンドに進出しており、上位2か国の争いは今後の展開次第。

 逆にアジアとアフリカ勢は全チームが1次ラウンド敗退となり、順位決定戦でそれぞれの最上位を争う形となった。アジアでは参加6チーム(日本、フィリピン、中国、ヨルダン、イラン、レバノン)中、1次ラウンド終了時点で日本以外は全敗。ラスト2戦、日本は連勝できば、相手の結果に関係なくアジア最上位が確定する。。

※1次ラウンド敗退チームの最終的な順位決定方法:
1次ラウンド各グループ下位2チームの計16チームが、隣のグループと統合し4グループに分かれ、1次ラウンドで別グループだった2チームと対戦。1次ラウンドの結果を含めた全5試合の成績でグループ内の順位を決める。各グループの1位が17~20位、2位が21~24位、3位が25~28位、4位が29~32位。他グループの同じ順位同士は、(1)勝敗、(2)得失点差、(3)総得点、(4)FIBAランキングの順で決定。

■順位決定ラウンドのグループ分け 
※成績は1次ラウンド終了時点。カッコ内は得失点差。★=アジア地域

グループM
1位アンゴラ/1勝2敗(-12)
2位南スーダン/1勝2敗(-17)
3位フィリピン★/0勝3敗(-23)
4位中国★/0勝3敗(-80)

グループN
1位エジプト/1勝2敗(-13)
2位ニュージーランド/1勝2敗(-28)
3位ヨルダン★/0勝3敗(-77)
4位メキシコ/0勝3敗(-78)

グループO
1位日本★/1勝2敗(-28)
2位カーボベルデ/1勝2敗(-34)
3位ベネズエラ/0勝3敗(-32)
4位フィンランド/0勝3敗(-62)

グループP
1位フランス/1勝2敗(-26)
2位コートジボワール/1勝2敗(-40)
3位イラン★/0勝3敗(-63)
4位レバノン★/0勝3敗(-100)

構成●ダンクシュート編集部