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NBA

「パッションとエナジーにあふれている」エースからお墨付きをもらった八村塁。明日のグリズリーズ戦で渡邊雄太との“日本人対決”はなるか?

秋山裕之

2019.12.14

ビッグマンにケガ人が続出し、明日のグリズリーズ戦ではセンターでの起用も増えそうな八村。21歳のルーキーは1年目からウィザーズに不可欠な戦力となっている。(C)Getty Images

ビッグマンにケガ人が続出し、明日のグリズリーズ戦ではセンターでの起用も増えそうな八村。21歳のルーキーは1年目からウィザーズに不可欠な戦力となっている。(C)Getty Images

 12月13日(日本時間14日)、ワシントン・ウィザーズは翌14日(同15日)のメンフィス・グリズリーズ戦に向けての練習を行なった。

 ウィザーズは足首を痛めたビッグマンのモリッツ・ヴァグナーの欠場を発表。ベテランのイアン・マヒンミが健在とはいえ、センターでプレーできるのは彼だけのため、八村塁は明日の試合でセンターを務める時間帯もありそうだ。

 NBA入り後、まだ23試合を終えたばかりだが、八村は先発パワーフォワードを務める傍ら、試合の中でスモールフォワード、センターもこなしており、ウィザーズに不可欠な戦力となっている。

 エースのブラッドリー・ビールも「八村がチームのオフェンスに馴染んでいるか?」という記者の質問に対し、「ルイは初日から皆と息が合っている。彼はまるでマシンのようだ。努力家で勉強家だし、勝負に対するパッションとエナジーにあふれているよ」と高評価。

 次戦の相手、グリズリーズは13日(同14日)終了時点でウエスタン・カンファレンス13位の8勝17敗。成績だけで言えば7勝16敗のウィザーズとそれほど変わらない。ウィザーズと同様に、若手中心の布陣ではあるものの、3点差以内に決着した試合で2戦全敗のウィザーズに対して、グリズリーズは3勝2敗と勝ち越している。
 
 これは今季の新人王争いをリードしているジャ・モラントの活躍による部分が大きい。平均得点(18.7)とアシスト(6.4)で新人トップの成績を残すポイントガードは、再建中のチームですでに抜群のインパクトを放っている。

 10月27日(同28日)のブルックリン・ネッツ戦では、第4クォーターだけで17得点(計30得点、9アシスト)とスパーク。延長に持ち込むレイアップを決め、守備ではカイリー・アービングのショットをブロックする値千金の働き。

 11月13日(同14日)のシャーロット・ホーネッツ戦では23得点、11アシストのダブルダブルをマークし、決勝弾となるレイアップを放り込んで勝利の立役者となった。

 さらに、翌15日(同16日)のユタ・ジャズ戦でもモラントは25得点、8アシストの大活躍。105-105で迎えた残り1分32秒にも勝ち越しのジャンパーをねじ込んだ。

 ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カー・ヘッドコーチは、モラントの中にアレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)が宿っていると口にし、ビールは「ボールも持った時の速さが尋常じゃない」と称賛していた。
 

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