専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

ラブがヒート残留を決めた理由を告白。“リラード騒動”に揺れる現状には「物事は劇的に、予期せず変わるもの」と“大人の対応”<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.09.17

ベテランのラブがヒート残留の理由、そしてリラードの獲得が噂されるチームの現状について語った。(C)Getty Images

ベテランのラブがヒート残留の理由、そしてリラードの獲得が噂されるチームの現状について語った。(C)Getty Images

 現地時間9月15日、今夏マイアミ・ヒートと再契約を結んだケビン・ラブの記事が地元メディア『Miami Herald』へ公開された。

 今年2月18日に約9シーズン在籍したクリーブランド・キャバリアーズとのバイアウトが成立し、完全FA(フリーエージェント)となった公称203cm・114kgのフォワードは、20日にヒートへ移籍。

 レギュラーシーズン21試合で平均20.0分、7.7点、5.7リバウンド、1.9アシストをマークすると、プレーオフでも計20試合に出場して平均17.9分、6.9点、5.6リバウンド、1.2アシストに3ポイント成功率37.5%(平均1.7本成功)を記録し、ヒートのNBAファイナル進出に貢献した。

 元NBA選手のスタンを父に持つサラブレッドにとって、キャリア15年目の昨季は軒並みキャリアワーストの個人成績。とはいえ、ビッグマンとしてチームメイトたちのためにフロアを広げることが可能なシュート力、円熟味を増したアウトレットパス、経験を駆使したテイクチャージなど、要所で活躍した。
 
 ヒートと2年契約(2年目はプレーヤーオプション)を結んだラブは、再契約を決断した理由をこのように話していた。

「僕はただ、すべての選択肢を比較したうえで、時間が進むにつれてチームと球団とともに過ごして自分が快適にいられるかを考えただけ。あとは上手くなり続けることができると思ったんだ。自分のリズムや動きを自然と見つけられるといいね。

 けど僕はフロア内外でインパクトを与えられると思っている。試合前や試合後に関係なく、ロッカールームあるいは練習で、僕ならこのチームが一丸となる助けをするうえで大きなインパクトを残せるかもしれないと感じている」

 昨季のイースタン・カンファレンス覇者ヒートは、ジミー・バトラーにバム・アデバヨ、ケイレブ・マーティン、タイラー・ヒーロー、カイル・ラウリー、ダンカン・ロビンソンという昨季のメンバーに加え、ジョシュ・リチャードソン、トーマス・ブライアント、新人ハイメ・ハケスJr.といった新加入選手も加えており、まずまずのロスターを揃えている。
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号