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NBA

「誰だってNo.1になりたいもの」ミドルトンが“チーム内での立ち位置”に見解「でも勝ちたいなら何かを犠牲にしなきゃ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.09.18

ヤニス(右)が絶対的エースに君臨するバックスにおいて、ミドルトン(左)が自身の立ち位置について見解を示した。(C)Getty Images

ヤニス(右)が絶対的エースに君臨するバックスにおいて、ミドルトン(左)が自身の立ち位置について見解を示した。(C)Getty Images

 ミルウォーキー・バックスのクリス・ミドルトンは、公称201cm・101kgのサイズを誇るフォワード。2012年のドラフト2巡目全体39位でデトロイト・ピストンズから指名され、ルーキーシーズン(2012-13)はNBAとGリーグを行き来してきた苦労人でもある。

 だが2013年夏にバックスへトレードされると、キャリア2年目から平均2桁得点を残す選手へ成長。2017-18シーズンには平均20.0点超え、翌2018-19シーズンにはオールスターに初選出。プレーオフ常連チームとなったバックスで得点源の一角となり、クラッチプレーヤーとしても知られるようになった。

 そのバックスには、ヤニス・アデトクンボという絶対的エースがフランチャイズプレーヤーとして君臨している。キャリア10年目を終えた男は、シーズンMVPに2度、最優秀守備選手賞に1度選ばれており、オールスターとオールNBAチームにそれぞれ7度、オールディフェンシブチームにも5度名を連ねており、リーグのベストプレーヤーのひとりという地位を確立している。

 バックスが2021年にリーグを制した際、ファイナルMVPにはアデトクンボが選出されたのだが、ミドルトンは試合の重要な局面で何度も追加点をあげてチームの窮地を救い、リーグ有数のデュオとなった。
 
 今季でアデトクンボとミドルトンはいずれもバックス在籍11年目。これはマイケル・レッドと並んでフランチャイズ史上最長タイの在籍期間となっており、チームを代表する選手と言っていいだろう。

 現地時間9月13日、JJ・レディック(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)がホスト役を務めるポッドキャスト番組『The Old Man & The Three』の最新エピソードが公開され、ゲスト出演したミドルトンはアデトクンボとの関係についてこう語っていた。

「僕らのなかで、誰が1番か2番かで悩むことなんてまったくなかったね。年数を重ねていく過程で、僕らは激しい練習を繰り返して互いへのリスペクトが形成されていったんだ。時間が経つにつれて、そんなことはどうでもいいことなんだと気付いたのさ。

 僕らは今でも練習で戦っている。けど自分たちの仕事はコートに出て勝つこと。だから誰が1番、2番、3番、4番、5番なのかはどうでもいいんだ。僕らが勝っている限り、みんなが給料をもらって、みんながハッピーで、望むところへ動き出すことができる。そう学んだのさ」
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