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NBA

「サンズはエイトンを追い払いたかっただけ」バークレーが古巣のトレードに言及。今季の優勝候補には4チームを列挙<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.09.29

バークレー(左)が、エイトンを放出した古巣サンズのトレードについて語った。(C)Getty Images

バークレー(左)が、エイトンを放出した古巣サンズのトレードについて語った。(C)Getty Images

 現地時間10月24日(日本時間25日、日付は以下同)に開幕を迎えるNBAの2023-24シーズン。10月3日のトレーニングキャンプ開始を控えるなか、9月27日にビッグトレードが成立した。ポートランド・トレイルブレイザーズの絶対的エースであるデイミアン・リラードが、リーグを代表するスーパースターのヤニス・アデトクンボを擁するミルウォーキー・バックスへ移籍したのだ。

 トレードはブレイザーズ、バックス、フェニックス・サンズの3チーム間によるもので、バックスはリラードを獲得する代わりにドリュー・ホリデーとグレイソン・アレンを放出。一方、ブレイザーズはリラードと引き換えにバックスからホリデーと2029年ドラフト1巡目指名権(28年と30年のドラフト指名交換権含む)、サンズからセンターのディアンドレ・エイトン、新人のトゥマニ・カマラの計3選手を獲得。サンズはバックスからアレン、ブレイザーズからユスフ・ヌルキッチとナシール・リトル、キーオン・ジョンソンの計4選手を獲得した。

 リーグの勢力図が変わる可能性も秘めた大型トレードだが、サンズOBでもある殿堂入り選手のチャールズ・バークレーは、『NBA TV』で古巣の状況について語った。

「サンズでは間違いなくエイトンに何かが起こっていた。モンティ・ウィリアムズ(前ヘッドコーチ)とエイトンに問題があったことに起因するが、組織内で何かほかのことが起こっているのだろう。サンズは明らかにエイトンを追い払いたかっただけだ」と、2018年のドラフト全体1位指名から5シーズン、インサイドの要を担ってきたエイトン放出の動きに言及した。
 
 バークレーは「サンズのしたことに動揺なんてしていない」と前置きしつつ、今回のトレードに関して「大きな勝者はミルウォーキー・バックスだ」と見解を示している。

 さらに、バークレーは来たる2023-24シーズンも展望。まず、昨季リーグ初優勝を果たしたデンバー・ナゲッツについては「ジョーカー(ニコラ・ヨキッチ)がいるが、(ブルース・ブラウン、ジェフ・グリーンなど)いいロールプレーヤーを失ったと思う。チャンピオンをディスるつもりはないけど、若手の成長頼みだ。負けるまでは彼らがチャンピオンだが、サンズやレイカーズとの第6戦、第7戦のシビれる戦いに彼らが耐えられるかはわからない」と、連覇に向けては厳しい戦いになると予想した。

 また、優勝争いに関しては、大型トレードにも関与したサンズを含め、4チームの名前を挙げている。

「サンズはブラッドリー・ビールを獲得した。ただ、彼らをウエストの一番だとは言いたくない。レイカーズの今夏の動きには脱帽だし、気に入っている。すべてのトレード、FA選手との再契約、NBAで最高のオフシーズンを過ごした。レイカーズとサンズには(優勝の)チャンスがあると思う。俺の見解では、ウエストではレイカーズとサンズ、イーストではセルティックスとバックスが優勝候補だ。どんなシーズンになるか、すごくワクワクしている」

 リラードの移籍が優勝戦線にどのような影響を及ぼすのか。例年以上に注目のシーズンとなりそうだ。

構成●ダンクシュート編集部
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