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NBA

セルティックス行きを決めた理由、W杯欠場に至ったケガの原因、自分の能力への自信……名門の一員となったポルジンギスが大いに語る<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2023.10.09

名門セルティックスの一員となったポルジンギス。チームの18度目の優勝を後押しできるか。(C)Getty Images

名門セルティックスの一員となったポルジンギス。チームの18度目の優勝を後押しできるか。(C)Getty Images

 メンフィス・グリズリーズ、ワシントン・ウィザーズとの三角トレードで、今夏にボストン・セルティックスに入団したラトビア人ビッグマン、クリスタプス・ポルジンギス。2015年のドラフトでニューヨーク・ニックスから4位指名を受けてNBAデビューした彼のキャリアは今年、9年目を迎える(2018-19シーズンはケガにより全休)。

 夏の間に右足の足底筋膜炎を発症し、ラトビア代表でのワールドカップ出場を断念せざるを得なかったポルジンギスだが、ここでしっかりと療養を選択できたことで、万全のフィジカル状態でプレシーズンを迎えている。

 その足底筋膜炎だが、ポルジンギスがセルティックスの地元紙『ボストン・ヘラルド』に明かしたところでは、シューズを変えたことで発症してしまったらしい。
 
「シューズを変えた後、なんとなく違和感はあったのだけれど、そのまま履き続けてトレーニングしていたんだ。ちょうど代表チームのキャンプが始まったところだったからね。ものすごく調子が良くて、でも足だけがちょっと気になっていた。それでメディカルスタッフに相談して、2、3日様子を見たけれど、数日経っても回復しなかった。だからここは無理をせずに大会を見送って、新シーズンに向けて備えるという決断を下すに至ったんだ」

 彼の出場を阻む原因となったのがシューズだったというのは惜しまれるところだが、エースを欠いたラトビア代表は、準々決勝でのちにチャンピオンとなるドイツに2点差で惜敗してベスト4進出を逃すも、最終的に5位で終えるという大奮闘を見せた。試合には出場できないながらも、チームに帯同したポルジンギスのサポートも、きっと仲間達に力を与えたことだろう。

 ポルジンギスは先月からボストンでトレーニングを始め、現在は完全に足の不具合も払拭している。

 セルティックスは8シーズン在籍したマーカス・スマートがメンフィス・グリズリーズに去り、新たにベテランガード、ドリュー・ホリデーを迎えた。これまでニックス、ダラス・マーベリックス、ワシントン・ウィザーズと3球団でプレーしてきたポルジンギスだが、シーズン冒頭から目標を明確に“チャンピオン”に設定しているセルティックスの姿勢は「桁違い」に映ったという。
 
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