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NBA

セルティックス行きを決めた理由、W杯欠場に至ったケガの原因、自分の能力への自信……名門の一員となったポルジンギスが大いに語る<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2023.10.09

「ダラスにもそういう空気はあったけれど、ここはさらにレベルが違う。組織全体のオーガナイズについても、格段に質の高さを感じる。職員一人ひとりが、自分の仕事に価値を見出して働いている感じなんだ。それを選手の僕たちも感じとることができるから、それが好成績につながっているのだと思う」

 そうした“勝ち”にこだわる球団に行くのが夢だったというポルジンギス。「他のクラブに行くチャンスもあった。プレー面でもより責任を与えられ、もっと多くのサラリーを稼げる機会だった。でも、自分はこの球団に来たかった。このアイコニックなチームでプレーできることに意味がある。このチームに、自分が持てる力をもたらしたい」と意気込みを語る。

 ピック&ロールの上手さに定評があるポルジンギスは、昨季ウィザーズでブラッドリー・ビール(現フェニックス・サンズ)と同じ平均23.2点を叩き出すなど、オフェンスで強力な戦力となっていた。昨季は3ポイントを平均2.1本沈め、1.5ブロックを記録したが、平均3ポイント成功数が2本&平均1.5ブロック以上を達成したのは、ポルジンギスがNBA史上初だという。攻守両面での貢献を象徴する数字だ。
 
 今月初めにセルティックスは、センターのロバート・ウィリアムズ三世をポートランド・トレイルブレイザーズに放出した。そのため、ポルジンギスの重要性はさらに増すだろう。

 チーム最長の221cmのサイズを誇る技巧派ビッグマンは「僕は自分のスキルセットに完全に自信を持っている。それらを駆使してチームに貢献できると信じて疑っていない」と、メディアデーの席で抱負を口にした。

 16年ぶりの王座奪還に向けて、セルティックスが前進する。

文●小川由紀子

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