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NBA

「やられたい放題だった」相変わらずの守備崩壊に八村塁が警鐘。続くピストンズ戦で連敗ストップなるか

秋山裕之

2019.12.16

前回のピストンズ戦では12得点を奪った八村。ただ相手に故障者が続出していたため、参考にすべきではなさそうだ。(C)Getty Images

前回のピストンズ戦では12得点を奪った八村。ただ相手に故障者が続出していたため、参考にすべきではなさそうだ。(C)Getty Images

 12月14日(日本時間15日、日付は以下同)、メンフィス・グリズリーズとの試合に111-128で敗れたワシントン・ウィザーズ。これで4連敗となり、ここ8戦で7敗と黒星が大きく先行している。

「ディフェンスの部分で、僕らの集中力が第2クォーターのところで途切れたな、と感じています。相手の好きなように、何でもやりたい放題になっていたので。後半に持ち返そうと思ったんですけど、遅かったという感じです」

 この試合で10得点、4リバウンドを記録した八村塁は、第2クォーターで24-34とリードを広げられた点に言及し悔やんでいた。トーマス・ブライアントとモリッツ・ヴァグナーが欠場し、ビッグマンがイアン・マヒンミのみだったこともあり、ペイントエリアの得点では38-70と大差をつけられていた。

 しかしこれは敗因のひとつに過ぎない。「速攻の部分でも相手にやられたい放題だった」と八村が指摘したとおり、グリズリーズのトランジションに対処しきれなかったことも敗戦の理由だろう。
 
 試合から一夜明け、15日にはデトロイト・カントリー・デイ・スクールでチーム練習。16日に敵地で行なわれるデトロイト・ピストンズ戦に備えた。

 ピストンズは現在、11勝15敗でイースタン・カンファレンス9位。8位のオーランド・マジックとは1.0ゲーム差で、プレーオフ出場圏内までもう一歩の位置にいる。

 ピストンズとの今季初対決となった11月4日は、115-99でウィザーズが勝利。ただ、この時のピストンズはキープレーヤーを数人欠いていたため、あまり参考にしない方がいいだろう。

 実際に現在のピストンズは、直近7試合で5勝と上り調子。アンドレ・ドラモンドやブレイク・グリフィン、デリック・ローズとタレントが揃っており、チームとしての戦力はウィザーズを上回っている。

 ウィザーズとの前回対戦で15得点、24リバウンド、4アシスト、2スティール、2ブロックとオールラウンドな活躍を見せたドラモンドと、グリフィンを擁するピストンズのフロントコートはフィジカルコンタクトに滅法強い。マヒンミと八村がファウルトラブルに陥ってしまう可能性も十分に考えられる。
 
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