バスケットボールの神様マイケル・ジョーダンと言えば、生粋の負けず嫌いであり、数々の武勇伝を持つ。1度目の引退時に野球に挑戦していた時期にも、現役バリバリの相棒スコッティ・ピッペンを打ち負かしたエピソードを、かつてのライバルであるジョン・スタークスが明かしている。
1991~93年にシカゴ・ブルズを3連覇に導いたジョーダンだが、1993-94シーズンの開幕前に電撃引退を発表。野球に転身し、MLBシカゴ・ホワイトソックス傘下のダブルAバーミンガム・バロンズに入団した。
その後、95年3月に「I'm Back」の一言とともに、NBAに電撃復帰。1996~98年に再びブルズで3連覇を果たし、99年1月に2度目の現役引退を表明した。2001年から2シーズンは低迷するワシントン・ウィザーズの一員として2年間プレー。通算1072試合に出場して、歴代トップの平均30.1点を誇る。
90年代にニューヨーク・ニックスの一員としてジョーダンと何度もやり合ったスタークスはスポーツチャンネル『Sports Bio Corner』で、ジョーダンが野球に挑戦していた時期に、ブルズで相棒だったピッペンのチャリティマッチに参加した際のエピソードを振り返っている。
「スコッティ(ピッペン)がシカゴで慈善活動のチャリティマッチを開催した時、彼はチケットを売るのに苦労していた。でも、マイケル(ジョーダン)が出場すると発表した途端、チケットは1時間で完売したんだ。私はマイケルのチームの一員になった。彼と一緒にプレーできることに感謝したよ」
ピッペンはバスケットボールから離れていたジョーダンを倒すためにチームを先導。事実上、盟友同士の1対1の戦いとなったが、ジョーダンがピッペン相手に格の違いを見せつける形となり、優勢にゲームを進めた。
「マイケルはゲーム前に『とにかく俺にボールを渡して、外に出ていろ』と言った。私も試合には出ていたけど、みんなが彼にボールを渡し、ゲームの大半でマイケルとスコッティの1対1になった。マイケルは野球をしていたのに、スコッティ相手に55~60点をあげた。マイケルはスコッティに対して、『もう2度と俺に歯向かうな』と話していたよ」
野球に挑戦していたなかで、当時NBAトッププレーヤーだったピッペンを打ち負かしてしまうのだから、ジョーダンの天性の才能、絶え間ない努力、飽くなき勝利への欲求は唯一無二のものだったと言えそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
「私たちは、MJの視点から物事を見ることはできない」ジョーダン批判で“ヒール役”になったピッペンを元同僚が擁護<DUNKSHOOT>
「ジョーダンはピッペンなしでも勝てた」泥沼化する“最強デュオ”の関係性に元同僚が言及<DUNKSHOOT>
「彼はひどい選手で、一緒にプレーするのが恐ろしかった」ピッペンが元相棒のジョーダンを再び“口撃”<DUNKSHOOT>
1991~93年にシカゴ・ブルズを3連覇に導いたジョーダンだが、1993-94シーズンの開幕前に電撃引退を発表。野球に転身し、MLBシカゴ・ホワイトソックス傘下のダブルAバーミンガム・バロンズに入団した。
その後、95年3月に「I'm Back」の一言とともに、NBAに電撃復帰。1996~98年に再びブルズで3連覇を果たし、99年1月に2度目の現役引退を表明した。2001年から2シーズンは低迷するワシントン・ウィザーズの一員として2年間プレー。通算1072試合に出場して、歴代トップの平均30.1点を誇る。
90年代にニューヨーク・ニックスの一員としてジョーダンと何度もやり合ったスタークスはスポーツチャンネル『Sports Bio Corner』で、ジョーダンが野球に挑戦していた時期に、ブルズで相棒だったピッペンのチャリティマッチに参加した際のエピソードを振り返っている。
「スコッティ(ピッペン)がシカゴで慈善活動のチャリティマッチを開催した時、彼はチケットを売るのに苦労していた。でも、マイケル(ジョーダン)が出場すると発表した途端、チケットは1時間で完売したんだ。私はマイケルのチームの一員になった。彼と一緒にプレーできることに感謝したよ」
ピッペンはバスケットボールから離れていたジョーダンを倒すためにチームを先導。事実上、盟友同士の1対1の戦いとなったが、ジョーダンがピッペン相手に格の違いを見せつける形となり、優勢にゲームを進めた。
「マイケルはゲーム前に『とにかく俺にボールを渡して、外に出ていろ』と言った。私も試合には出ていたけど、みんなが彼にボールを渡し、ゲームの大半でマイケルとスコッティの1対1になった。マイケルは野球をしていたのに、スコッティ相手に55~60点をあげた。マイケルはスコッティに対して、『もう2度と俺に歯向かうな』と話していたよ」
野球に挑戦していたなかで、当時NBAトッププレーヤーだったピッペンを打ち負かしてしまうのだから、ジョーダンの天性の才能、絶え間ない努力、飽くなき勝利への欲求は唯一無二のものだったと言えそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
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