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NBA

「彼はひどい選手で、一緒にプレーするのが恐ろしかった」ピッペンが元相棒のジョーダンを再び“口撃”<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.05.30

現役時代は名コンビとして知られたピッペン(右)とジョーダン(左)だが、引退後の両者の関係は悪化の一途をたどっている。(C)Getty Images

現役時代は名コンビとして知られたピッペン(右)とジョーダン(左)だが、引退後の両者の関係は悪化の一途をたどっている。(C)Getty Images

 マイケル・ジョーダンとスコッティ・ピッペンは、シカゴ・ブルズで2度の3連覇(1991~93、96~98年)を成し遂げた黄金デュオだ。コート上では阿吽の呼吸でライバルたちを蹴散らしてきたが、引退後は関係が悪化。一時は騒動が収まったように思われたが、ピッペンが再び元同僚のジョーダンを“口撃”している。

 長いNBAの歴史において“史上最高のデュオ”とも言われたジョーダンとピッペンは、1990年代のリーグを席巻。栄光のキャリアを歩んだが、2020年に公開されたブルズのドキュメンタリー『ザ・ラストダンス』をきっかけに、徐々に確執が表面化していく。

 ピッペンはジョーダンが一緒にプレーしたなかでベストのチームメイトだと認める一方で、21年に発売した自伝『Unguarded』内では「『ザ・ラストダンス』はマイケル・ジョーダンを称賛し、私と私の誇り高きチームメイトたちを十分に評価していない」と“格差”に不満を吐露。ジョーダンからの連絡はなく、話す予定もないと主張していた。

 しばらく“停戦状態”となっていたが、ピッペンは元ブルズの同僚であるステイシー・キングがホストを務める番組『Gimme The Hot Sauce』に出演した際、「(87年から)ブルズでプレーする前に、マイケル・ジョーダンのプレーを見ていた。彼はひどい選手で、一緒にプレーするのが恐ろしかった」と厳しい見解を示した。
 
 ジョーダンは1986-87シーズンに平均37.1点で自身初の得点王に輝くなど、ブルズ不動のエースとなった。ただ、ジョーダンが加入してからの3年間はいずれも負け越し(38勝→30勝→40勝)で、いずれもプレーオフ1回戦敗退とワンマンチームだった印象は否めない。

 87年にピッペンが入団し、徐々にチーム力を高めて91~93年に3連覇を成し遂げたが、「彼はすべて1対1で、ショットセレクションも悪かった。それが突然チームとしてまとまり、我々(ブルズ)は勝ち始めた。みんな彼が誰かを忘れてプレーしていた」と振り返った。

 番組内では、キングに95-96シーズンのブルズ(72勝10敗)と15-16シーズンのゴールデンステイト・ウォリアーズ(73勝9敗)のどちらが勝つか尋ねられる一幕も。すると、ピッペンは間髪入れずに「僕たち(ブルズ)は史上最高のチームだ。MJが引退していなければ、あと2、3個はタイトルを獲得できただろう」と自信を覗かせた。

 また、史上最高の選手として名前の挙がるジョーダンとレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)の比較論に関しては、どちらかを選択することを拒んだ。

「レブロンは最も偉大な勝者だ。彼が引退する際、スタッツ上、バスケットボールにおいて最も偉大な選手になるだろう。彼に匹敵する者はいない。よく世間から批判されているけどね。ただ、ブロンはバスケットボール史上、最も偉大な選手になるのか? それに関しては議論するつもりはない。バスケットボールはチームスポーツで、1人だけではできないからだ」

 再びピッペンがジョーダンについて口を開いたことで、両者の関係に進展があるかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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