NBA

「素晴らしい選手を失った」今季好調のマーべリックスに大打撃!強豪との対戦を前にエースのドンチッチが戦線離脱へ

ダンクシュート編集部

2019.12.16

ドンチッチはドライブの際に相手選手の足に引っかかって右足首を捻挫。試合開始わずか2分で途中退場を余儀なくされた。(C)REUTERS/AFLO

 4年ぶりのプレーオフ進出を狙うダラス・マーベリックスに、シーズン最初の試練が訪れた。絶対的な司令塔に成長したルカ・ドンチッチが、右足首捻挫で約2週間の離脱を強いられることになったのだ。

 2018年ドラフト1巡目3位でNBA入りしたドンチッチは、ルーキーイヤーから平均21.2点、7.8リバウンド、6.0アシストをマークして新人王を獲得。今季も"2年目のジンクス"などどこ吹く風とばかりにトリプルダブルを連発し、1976年以降では史上最長となる20試合連続で20点、5リバウンド、5アシスト以上を続けていた。

 しかし、12月14日のマイアミ・ヒート戦でアクシデントに見舞われる。第1クォーターの残り10分30秒過ぎ、左45度からドライブした際にヒートのケンドリック・ナンの足に引っかかって右足を負傷。コートに倒れ込んでしばらく動けず、ロッカールームに下がった後にコートへ戻ることはなかったが、MRI検査の結果、右足首捻挫と診断された。

 リック・カーライル・ヘッドコーチ(HC)は、ドンチッチが16日に敵地で行なわれるミルウォーキー・バックス戦には帯同せず、チームスタッフのケイシー・スミスとともにダラスに残って治療を受けることを示唆。18日までは情報のアップデートはなく、様子見になることを明かした。
 
 マーベリックスはバックス戦後もボストン・セルティックス、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ、トロント・ラプターズとイースタンのチームとの対戦が続くが、ドンチッチの復帰はクリスマス後のサンアントニオ・スパーズ戦(26日)以降になる見込み。カーライルHCも「明らかに素晴らしい選手を失った」と話している。

 今のドンチッチはマーベリックスにとって、ヒューストン・ロケッツのジェームズ・ハーデンやロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズ、バックスのヤニス・アデトクンボのように替えの利かない絶対的な存在だ。1試合平均30点、9リバウンド、9アシストをあげるエースの穴埋めをするのは容易ではなく、ティム・ハーダウェイJr.も「ヒート戦の後半にしたことを48分間やり続けないといけない。それは簡単ではない」と覚悟を滲ませている。

 ジェイレン・ブランソン、デロン・ライト、JJ・バレアのガード陣だけでなく、クリスタプス・ポルジンギスらチーム一丸となってこの試練に立ち向かうことになりそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

【PHOTO】美女揃い!妖艶ダンスで人々を魅了するNBAのチアリーダー特集!
NEXT
PAGE
【動画】本当に20歳?2年目にしてスターの仲間入りを果たしたドンチッチの超絶プレー集はこちら