NBA

前人未到の4万点を見据えるレブロン、トップ10入り濃厚なデュラントなど、2023-24シーズン注目の個人記録を紹介<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.10.13

通算得点歴代1位のレブロン(左から2番目)は前人未到の4万点、デュラント(右から2番目)は10傑入りに期待。ウォリアーズ勢(両端)もランクアップが濃厚だ。(C)Getty Images

 現地時間10月24日の開幕まで2週間を切ったNBA。約6か月に及ぶ長いレギュラーシーズンが間もなくスタートを切るが、注目は各チームによる順位争いだけではない。

 ここではスター選手たちが積み重ねてきた個人記録の中から、今季中に更新が期待されるものを紹介。まずは得点、リバウンド、アシストの主要3部門スタッツだ。

■通算得点
※記録はすべてレギュラーシーズンのもの

1位:レブロン・ジェームズ/3万8652点
→通算4万点まで1348点(昨季は1590点)

13位:ケビン・デュラント/2万6892点
→12位のアキーム・オラジュワンまで54点、11位のエルビン・ヘイズまで421点、10位のモーゼス・マローンまで517点、9位のカーメロ・アンソニーまで1397点、8位のシャキール・オニールまで1704点(昨季は1366点)

 昨季、カリーム・アブドゥル・ジャバーを抜いてNBAのトップに躍り出たレブロン。記録上で彼の上に立つ者はいなくなったが、"キング"は通算4万得点という前人未到の大記録を視界に捉えている。ここ3年間は加齢による故障もあっていずれも60試合未満の出場にとどまっているものの、55試合で平均28.9点をあげた昨季よりやや低い水準でも、大台には十分届くだろう。

 レブロンに次ぐ現役2位のデュラントは、歴代13位から大幅な順位アップが濃厚。開幕後の数試合で名センターのオラジュワンを抜き、年内にもトップ10入りが予想される。ケガによる長期離脱さえなければ、最終的にカーメロやシャックを抜いて8位まで順位を上げそうだ。
 
25位:ジェームズ・ハーデン/2万4693点
→24位のパトリック・ユーイングまで122点、23位のジェリー・ウエストまで499点、22位のレジー・ミラーまで586点、20位のヴィンス・カーターまで765点(昨季は1216点)

27位:ラッセル・ウエストブルック/2万4457点
→26位のレイ・アレンまで48点、24位のパトリック・ユーイングまで358点、23位のジェリー・ウエストまで735点、22位のレジー・ミラーまで822点、20位のヴィンス・カーターまで1271点(昨季は1159点)

37位:クリス・ポール/2万1755点
→36位のラリー・バードまで36点、35位のゲイリー・ペイトンまで58点、34位のクライド・ドレクスラーまで440点(昨季は819点)

38位:ステフィン・カリー/2万1712点
→36位のラリー・バードまで79点、35位のゲイリー・ペイトンまで101点、34位のクライド・ドレクスラーまで483点、32位のドゥエイン・ウェイドまで1453点(昨季は1648点)

39位:デマー・デローザン/2万1685点
→36位のラリー・バードまで106点、35位のゲイリー・ペイトンまで128点、34位のクライド・ドレクスラーまで510点、32位のドゥエイン・ウェイドまで1480点(昨季は1816点)

59位:デイミアン・リラード/1万9376点
→58位のジャマール・クロフォードまで43点、通算2万点まで624点(昨季は1866点)

 25位のハーデンと、236点差で27位につけるウエストブルックは、ユーイング、ウエスト、ミラーら歴代の名手たちを追い抜きそう。普通に試合に出さえすれば揃って20位のカーターを抜けるはずだが、特にハーデンは去就が落ち着き、プレーする機会を得られるかが問題だ。

 37~39位に並ぶポール、カリー、デローザンも、バードをはじめとしたレジェンドたちを抜いてランクアップ予定。2009年ドラフト同期のカリーとデローザンは、まだまだ平均25点前後が期待でき、32位のウェイド超えも可能だろう。

 数字の面で読めないのが、11年間過ごしたブレイザーズを離れてバックスに移籍したリラード。史上51人目の通算2万点到達は時間の問題だが、昨季リーグ3位の平均32.2点をあげた得点力をどこまで維持できるか。昨季と同等の成績を残せば、41位まで浮上できる計算になる。
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リバウンドとアシストの現役トップランカーたちは?