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NBA

かつて一世を風靡したスタッダマイアーがNBA復帰を画策中。37歳のビッグマンを受け入れるチームは……

ダンクシュート編集部

2019.12.16

スタッダマイアーは14年間のキャリアで平均18.9点、7.9リバウンドを記録。NBAでは2016年を最後にプレーしていないが、37歳のビッグマンに興味を示すチームは現われるか。(C)Getty Images

スタッダマイアーは14年間のキャリアで平均18.9点、7.9リバウンドを記録。NBAでは2016年を最後にプレーしていないが、37歳のビッグマンに興味を示すチームは現われるか。(C)Getty Images

 かつて一時代を築いたスター選手が、NBA復帰を画策しているという。アスレティック系ビッグマンとして鳴らしたアマレ・スタッダマイアーだ。

 サイプレス・クリーク高から2002年ドラフト1巡目9位でプロ入りしたスタッダマイアーは、ルーキーイヤーに全82試合に出場して平均13.5点、8.8リバウンドをあげ、史上初めて高卒選手で新人王を獲得。3年目の2004-05シーズンには司令塔スティーブ・ナッシュという強力なパートナーを得て、ランニングゲームやピック&ロールのフィニッシャーとして一気に才能を開花させた。

 瞬く間にオールスターに上り詰めた一方で、そのキャリアはケガとの戦いでもあった。平均26.0点をマークした翌年の2005-06シーズンはヒザの故障で出場わずか3試合。2008-09シーズンは目の負傷、ニューヨーク・ニックス移籍後も両ヒザの手術を受けるなど、フル稼働した年は2010-11シーズンだけだった。

 晩年はダラス・マーベリックス、マイアミ・ヒートを1年ずつ渡り歩き、2016年7月にNBAからの引退を表明。1度はイスラエルのハポエル・エルサレムで復帰を果たしたが、翌年9月に現役を引退していた。
 
 2018年夏、スタッダマイアーは引退を撤回してハポエル・エルサレムで現役復帰。今季開幕前にはロサンゼルス・レイカーズなど複数のチームでワークアウトを受けていたが、NBAの舞台で再びプレーすることは叶わず、10月に中国の福建スタージョンズと契約に至った。

 しかし、スタッダマイアーはNBA復帰を諦めていないようだ。中国では11試合で平均19.4点、8.3リバウンドをマーク。「ニューヨーク・タイムズ」のマーク・スタイン記者によれば、現在はサウス・フロリダでワークアウトに励んでいるという。

 ヒザの負傷歴、37歳という年齢を考えれば、NBAの契約を勝ち獲ることは容易ではない。それでも、今季はカーメロ・アンソニーが所属チームが9カ月間なかったなか、ポートランド・トレイルブレイザーズと契約して鮮やかな復活劇(平均16.3点、5.9リバウンド、3ポイント成功率39.6%)を遂げた例もある。かつてセンセーションを巻き起こしたスタッダマイアーが、もう一度NBAでプレーする姿を見たいファンも多いはずだ。

構成●ダンクシュート編集部
 
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