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NBA

ハーデンのトレード難航はシクサーズGMが原因?「モーリーが取引を妨げている」と米識者が指摘<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.10.16

はたしてハーデンは“モーリーの壁”を乗り越え、移籍を実現させることができるのか。(C)Getty Images

はたしてハーデンは“モーリーの壁”を乗り越え、移籍を実現させることができるのか。(C)Getty Images

 今夏に発生した2件の“スーパースターのトレード要求”のうち、デイミアン・リラードがミルウォーキー・バックス移籍という形で決着した一方、フィラデルフィア・セブンティシクサーズのジェームズ・ハーデンは、いまだ去就が不透明なままでいる。

 本人はロサンゼルス・クリッパーズ行きを望んでいるものの、交渉は思うように進んでいない。難航している理由はいくつか挙げられるが、その大きな理由がシクサーズGM(ゼネラルマネージャー)のダリル・モーリーにあると、NBAインサイダーのキース・ポンペイは米メディア『Philadelphia Inquirer』で綴っている。

「クリッパーズ側はすぐにでも取引を成立させたがっている。2018年のMVPで、今季契約が切れる3度のスコアリングチャンピオンに、1巡目指名権とドラフト指名権のスワップをオファーしている。
 
 ある情報筋によれば、ロサンゼルスはこれ以上のオファーの引き上げを望んでいないという。彼に興味を示している唯一のチームなのだから、その必要を感じていないのだそうだ。そしてその情報筋が言うには、モーリーが取引を妨げているとのことだ」

 チームのGMとして、少しでもトレード相手から好条件を引き出そうとするのは当然のこと。とはいえ、モーリーが求めるアセットは理想が高すぎるようで、それがハーデンの移籍成立を阻む大きな理由になっているという。

 今夏のハーデンのトレード騒動は、そもそも昨オフにチームのために減額して再契約を結んだハーデンに対し、シクサーズ側が今夏のサラリーアップという誠意を見せなかったことによる“拗れ”から始まった。それゆえにハーデンはモーリーを「嘘つき」呼ばわりしたわけだが、最後の最後までその“嘘つき”に足を引っ張られ続けてしまうのかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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