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NBA

「NBAはハーデンを必要としてない」去就不透明な元MVPの“強引なアプローチ”に重鎮たちが警鐘「今の彼に選択権はない」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.10.02

ハーデンの身勝手な振る舞いに、リーグの重鎮たちが警鐘を鳴らしている。(C)Getty Images

ハーデンの身勝手な振る舞いに、リーグの重鎮たちが警鐘を鳴らしている。(C)Getty Images

 フィラデルフィア・セブンティシクサーズのジェームズ・ハーデンは、今夏にプレーヤーオプションを行使してチームにトレードを要求したが、現在は交渉が打ち切られたと報じられ、シクサーズの一員として新シーズンを迎える可能性が高まっている。そんなリーグ屈指のスーパースターの強引とも言えるアプローチに、元NBA選手が警鐘を鳴らしている。

 今夏にシクサーズのダリル・モーリーGM(ゼネラルマネージャー)はロサンゼルス・クリッパーズと交渉の場を持ち、ハーデンもクリッパーズ行きを望んでいたとされる。しかし、8月にシクサーズがトレードに関する交渉を打ち切ったという報道が流れると、ハーデンは中国でのオフシーズンツアー中に痛烈なメッセージを発した。

「ダリル・モーリーは噓つきだ。自分は彼がいるチームの一員になることはない。もう一度言う。ダリル・モーリーは噓つきだ。彼がいるチームの一員には絶対にならない」
 
 シクサーズは、ハーデンが3560万ドル(約53億円)のプレーヤーオプションを行使することに合意した後、要求に応じてトレード先を探していたが、モーリーGMが大きな見返りを求めている影響もあって交渉は難航。現時点でもトレードは成立していない。

 ただ、OB選手たちの目には、2018年にシーズンMVPに輝いたハーデンの状況は、芳しくは映っていないようだ。殿堂入りを果たしているケビン・ガーネット、元NBA選手のマット・バーンズとスティーブン・ジャクソンらが『Showtime Basketball』のポッドキャスト番組『KG Certified』で議論を交わした。

 2017年にゴールデンステイト・ウォリアーズでリーグ優勝した経験を持つバーンズが、「ジェームズは気を付けたほうがいい。NBAは彼を必要としてないからね。彼はヒューストンを追われ、ブルックリンを追われ、今度はフィリー(フィラデルフィア)を追われようとしている」と警鐘を鳴らすと、バーンズの意見にガーネットも同調。今年5月に現役引退を表明した名スコアラーのカーメロ・アンソニーを引き合いに出し、こう話した。
 
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