10月31日、フィラデルフィア・セブンティシクサーズとロサンゼルス・クリッパーズのトレードが合意に達したと『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じた。
クリッパーズはジェームズ・ハーデンとPJ・タッカー、フィリップ・ペトルシェフを加え、シクサーズはマーカス・モリスSr.、ニコラ・バトゥーム、ロバート・コビントン、ケニョン・マーティンJr.、2028年のドラフト1巡目指名権、将来のドラフト2巡目指名権2本、ドラフト交渉権をクリッパーズから獲得する。
このトレード最大の目玉はハーデンだ。昨季、平均21.7点、6.1リバウンド、リーグ1位の10.7アシストをマークした34歳は、今夏にプレーヤーオプションを行使後にシクサーズへトレードを要求。
本人は早い段階でクリッパーズを希望の移籍先に挙げ、シクサーズのダリル・モーリーGM(ゼネラルマネージャー)はクリッパーズと交渉の場を持った。しかしトレード話は一向に進展せず、8月に交渉が打ち切られた報道が流れると、ハーデンはモーリーを「嘘つき」と非難。
ハーデンは抗議の意味を含め、10月上旬のメディアデーを欠場。トレーニングキャンプには遅れて参加したものの、開幕後は試合に出場していなかった。
開幕から約1週間というタイミングで晴れてクリッパーズ入りとなったハーデンだが、新天地にはリーグ屈指の2ウェイプレーヤーのカワイ・レナードとポール・ジョージ、ヒューストン・ロケッツとオクラホマシティ・サンダー時代に共闘したラッセル・ウエストブルックと3人のスターが所属している。自身はボールを長く持つタイプだけに、タロン・ルーHC(ヘッドコーチ)が元MVPをどう起用するのか注目される。
一方のシクサーズは大黒柱のジョエル・エンビードの相棒(ハーデン)と、優秀な脇役(タッカー)を失ったが、地元フィラデルフィア出身で、3~4番手として計算できるモリスSr.、2014~18年に在籍経験のある3&Dのコビントン、万能戦士のバトゥーム、身体能力の高いマーティンJr.を獲得。彼らは複数のポジションをこなすことができるだけに、選手層は厚くなったと言えるだろう。
なお、シクサーズはロスタースポット確保のため、ベテランのダニー・グリーンを解雇する予定だという。
開幕早々に起こったビッグトレード。東西の強豪によるこの取引の"勝者"は、シーズン終了時に明らかになるだろう。
構成●ダンクシュート編集部
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このトレード最大の目玉はハーデンだ。昨季、平均21.7点、6.1リバウンド、リーグ1位の10.7アシストをマークした34歳は、今夏にプレーヤーオプションを行使後にシクサーズへトレードを要求。
本人は早い段階でクリッパーズを希望の移籍先に挙げ、シクサーズのダリル・モーリーGM(ゼネラルマネージャー)はクリッパーズと交渉の場を持った。しかしトレード話は一向に進展せず、8月に交渉が打ち切られた報道が流れると、ハーデンはモーリーを「嘘つき」と非難。
ハーデンは抗議の意味を含め、10月上旬のメディアデーを欠場。トレーニングキャンプには遅れて参加したものの、開幕後は試合に出場していなかった。
開幕から約1週間というタイミングで晴れてクリッパーズ入りとなったハーデンだが、新天地にはリーグ屈指の2ウェイプレーヤーのカワイ・レナードとポール・ジョージ、ヒューストン・ロケッツとオクラホマシティ・サンダー時代に共闘したラッセル・ウエストブルックと3人のスターが所属している。自身はボールを長く持つタイプだけに、タロン・ルーHC(ヘッドコーチ)が元MVPをどう起用するのか注目される。
一方のシクサーズは大黒柱のジョエル・エンビードの相棒(ハーデン)と、優秀な脇役(タッカー)を失ったが、地元フィラデルフィア出身で、3~4番手として計算できるモリスSr.、2014~18年に在籍経験のある3&Dのコビントン、万能戦士のバトゥーム、身体能力の高いマーティンJr.を獲得。彼らは複数のポジションをこなすことができるだけに、選手層は厚くなったと言えるだろう。
なお、シクサーズはロスタースポット確保のため、ベテランのダニー・グリーンを解雇する予定だという。
開幕早々に起こったビッグトレード。東西の強豪によるこの取引の"勝者"は、シーズン終了時に明らかになるだろう。
構成●ダンクシュート編集部
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