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「深刻な状態」が続く前NBAコミッショナー、デイビッド・スターンの容体をリーグが公表

ダンクシュート編集部

2019.12.19

依然深刻な状態が続くスターン氏。一刻も早い回復が望まれる。(C)Getty Images

 12月12日(日本時間13日、日付は以下同)、ニューヨーク・マンハッタンのレストランで脳出血により倒れた前NBAコミッショナー、デイビッド・スターン氏の容体について、リーグは17日に「深刻な状態が続いている」と発表。以下、公表されたリリースの全文だ。

「NBAの名誉コミッショナーであるデイビッド・スターンは、(先週)木曜の脳出血により緊急手術を受けたものの、今なお深刻な状態が続いています。彼は、彼を愛する人々に囲まれ、素晴らしいケアを受けています。スターンの家族とNBAのすべてのスタッフは、素晴らしいサポートに感謝しています。私たちの祈りと思いは、デイビッドと彼の家族とともにあります」
 
 1984年にコミッショナーに就任したスターンは、2014年にアダム・シルバーに同職を引き継ぐまで、歴代最長となる30年間にわたって役職を務め上げた。在籍中はリーグの国際化、エンターテインメント性の向上に大きく貢献。それらの功績が評価され、退任した同年にバスケットボール殿堂、16年にはFIBA殿堂入りを果たしている。

 05年には、試合当日の会場入りの際に適用されるドレスコードを導入。ヒップホップ系のルーズなファッションが流行していた当時、スラックスやドレスシューズ、襟付きのシャツなどの着用を求めたことで選手の反発を買ったものの、その後はスタイリッシュなスタイルの服装を身にまとったプレーヤーが増加。ファッション誌『GQ』に取り上げられる選手も増えていった。

 スターンは77歳となった現在も、名誉コミッショナーとしてNBAと関わり続けていた。そのほか、スポーツジャンルでの様々な仕事に現役ビジネスマンとして携わっていただけに、一刻も早い回復が望まれる。

構成●ダンクシュート編集部
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