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冷戦状態にあるジョーダン&ピッペンに“復縁”のチャンス?“Xデー”はブルズ・レジェンドが集結する来月11日!<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.12.17

「ザ・ラストダンス」以来、一気に関係が悪化したジョーダンとピッペンだが、来月のイベントで和解するシーンは見られるか。(C)Getty Images

 1990年代にシカゴ・ブルズを2度の3連覇に導くなど、"史上最高のデュオ"の呼び声高いマイケル・ジョーダンとスコッティ・ピッペンは2020年に確執が表面化し、"冷戦状態"が続いている。そんななか、来年1月に"和解の時"が訪れるのかが注目を集めている。

 史上最高のスコアラーである神様ジョーダンと、NBA史に残るオールラウンダーのピッペンのコンビは、1991年にマジック・ジョンソン擁するロサンゼルス・レイカーズ、92年にクライド・ドレクスラー率いるポートランド・トレイルブレイザーズ、93年にケビン・ジョンソン&チャールズ・バークレーの2人を中心としたフェニックス・サンズを破り、史上3チーム目となる3連覇を達成した。

 93年10月にジョーダンが最初の引退をしてコンビは解消となったが、95年3月にジョーダンが電撃復帰。翌1995-96シーズンには当時のNBA記録となる72勝をあげてNBAファイナルでもゲイリー・ペイトン&ショーン・ケンプを擁するシアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)を蹴散らすと、97年、98年にはジョン・ストックトン&カール・マローン率いるユタ・ジャズを破り、2度目の3連覇を果たした。

 良好な関係を築いていたかに見えたジョーダン&ピッペン。しかし、コロナ禍の2020年に公開されたブルズの97-98シーズンの舞台裏を追ったドキュメンタリー『ザ・ラストダンス』で、ジョーダンが必要以上に好意的に描かれていたことにピッペンが異議を唱えたことで事態は一変した。
 
 21年に発売されたピッペンの自伝『Unguarded』では「『ザ・ラストダンス』はマイケル・ジョーダンを称賛し、私と私の誇り高きチームメイトたちを十分に評価していない」と"格差"に不満を吐露。そして23年5月には、ブルズ時代の同僚ステイシー・キングがホストを務める番組『Gimme The Hot Sauce』に出演した際、ピッペンは「彼はひどい選手で、一緒にプレーするのが恐ろしかった。すべて1対1で、ショットセレクションも悪かった」と、ジョーダンを"ワンマンプレーヤー"呼ばわりして波紋は広がった。

 犬猿の仲となった2人に、"再会"の可能性が浮上している。古巣ブルズがフランチャイズの歴史を通して特別な貢献をした過去の選手たちやコーチ陣、フロントオフィスで尽力した者たちを表彰して称える「リング・オブ・オナー」を発表。当時リーグ史上最多勝記録となる72勝10敗をマークした1995-96シーズンのチームのほかに、フィル・ジャクソンHC(ヘッドコーチ)、ジョーダン、ピッペン、デニス・ロッドマン、トニー・クーコッチら13名が選出されており、現地時間1月11日(日本時間12日)に本拠地ユナイテッド・センターでプライベートな表彰式を行ない、翌12日(同13日)のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦のハーフタイムにも表彰されることになっているのだ。
 
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