ロサンゼルス・クリッパーズは、12月18日(日本時間19日、日付は以下同)に敵地ゲインブリッジ・フィールドハウスで行なわれたインディアナ・ペイサーズ戦を151-127で制し、今季戦績をウエスタン・カンファレンス6位の16勝10敗(勝率61.5%)とした。
クリッパーズはインシーズン・トーナメントで準優勝を飾った伸び盛りのペイサーズ相手に、今季最多かつフランチャイズ史上4番目の高得点を叩き出し、格の違いを見せつけた。
これでチームは8連勝。2015-16シーズンに記録した10連勝以来では最長の数字で、この期間におけるオフェンシブ・レーティングリーグトップの126.6と、快進撃を見せている。
ペイサーズ戦ではカワイ・レナードが28得点、ポール・ジョージが27得点、4アシスト、ノーマン・パウエルが19得点、イビツァ・ズバッツが18得点、16リバウンド、3ブロック、ラッセル・ウエストブルックが10得点、4リバウンド、5アシストとバランス良く得点を重ねたが、勝利の立役者は間違いなくジェームズ・ハーデンだろう。
11月1日にフィラデルフィア・セブンティシクサーズから加入した34歳のベテランガードは、フィールドゴール成功率75.0%(12/16)、3ポイント成功率72.7%(8/11)、フリースロー成功率100.0%(3/3)でゲームハイの35得点に9アシストと試合を支配した。
なかでも第4クォーターだけで3ポイント成功率85.7%(6/7)を含む21得点と大暴れ。残り約10分にトップ下から決めたディープスリーを皮切りに、約9分に左ウイングからキャッチ&シュート、トップ下からステップバックスリー、右ウイングからステップバックスリー、クロスオーバーで相手を揺さぶりトップ下付近からステップバックスリー。そして残り約6分にステップバックスリーを叩き込むと、フロアで大の字になって両腕を振り回すセレブレーションを披露した。
「試合に勝とうとしている。それはどの試合も同じだ。チームとして、俺たちはようやくリズムを掴むことができてきた。自分たちがユニットとしてどうなのかを知ろうとしているんだ。そして試合に勝つためならなんだってやってやるよ」
ハーデンは試合後にそう謙遜したものの、チームメイトは元MVPを手放しで絶賛していた。
「すごく楽しかった。まるで今夜はいくつかチケットを支払ったみたいにね。絶好調になった彼がいる側で良かったよ。僕は相手チームとして(ハーデンの大活躍を)たくさん見てきた。でも今夜は見ていて信じられないくらい凄かった」(レナード)
「あれこそまさに全盛時、その時のジェームズが立っていた。当時の彼とマッチアップしていた日々を思い出すよ。一度波に乗ってしまうと、彼はドリブルからスペースを作り出すことにかけてはベストなんだ。で、今は彼と同じチームにいるから、見ていて楽しいよ」(ジョージ)
クリッパーズはレナード、ジョージ、ハーデンが揃う先発陣の活躍に加え、シックスマン起用となったウエストブルックがベンチからエナジーを持ち込んでおり、チーム全体の雰囲気も良くなっている。
一時の不振から脱却し、直近16戦で13勝3敗と絶好調のクリッパーズ。戦力が噛み合い始めたタレント集団はこの勢いをどこまで維持することができるか注目だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
「彼らへ恩返しがしたい」。ジョージがクリッパーズ初優勝への思いを語る「レイカーズファンとトラッシュトークができる機会を」<DUNKSHOOT>
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これでチームは8連勝。2015-16シーズンに記録した10連勝以来では最長の数字で、この期間におけるオフェンシブ・レーティングリーグトップの126.6と、快進撃を見せている。
ペイサーズ戦ではカワイ・レナードが28得点、ポール・ジョージが27得点、4アシスト、ノーマン・パウエルが19得点、イビツァ・ズバッツが18得点、16リバウンド、3ブロック、ラッセル・ウエストブルックが10得点、4リバウンド、5アシストとバランス良く得点を重ねたが、勝利の立役者は間違いなくジェームズ・ハーデンだろう。
11月1日にフィラデルフィア・セブンティシクサーズから加入した34歳のベテランガードは、フィールドゴール成功率75.0%(12/16)、3ポイント成功率72.7%(8/11)、フリースロー成功率100.0%(3/3)でゲームハイの35得点に9アシストと試合を支配した。
なかでも第4クォーターだけで3ポイント成功率85.7%(6/7)を含む21得点と大暴れ。残り約10分にトップ下から決めたディープスリーを皮切りに、約9分に左ウイングからキャッチ&シュート、トップ下からステップバックスリー、右ウイングからステップバックスリー、クロスオーバーで相手を揺さぶりトップ下付近からステップバックスリー。そして残り約6分にステップバックスリーを叩き込むと、フロアで大の字になって両腕を振り回すセレブレーションを披露した。
「試合に勝とうとしている。それはどの試合も同じだ。チームとして、俺たちはようやくリズムを掴むことができてきた。自分たちがユニットとしてどうなのかを知ろうとしているんだ。そして試合に勝つためならなんだってやってやるよ」
ハーデンは試合後にそう謙遜したものの、チームメイトは元MVPを手放しで絶賛していた。
「すごく楽しかった。まるで今夜はいくつかチケットを支払ったみたいにね。絶好調になった彼がいる側で良かったよ。僕は相手チームとして(ハーデンの大活躍を)たくさん見てきた。でも今夜は見ていて信じられないくらい凄かった」(レナード)
「あれこそまさに全盛時、その時のジェームズが立っていた。当時の彼とマッチアップしていた日々を思い出すよ。一度波に乗ってしまうと、彼はドリブルからスペースを作り出すことにかけてはベストなんだ。で、今は彼と同じチームにいるから、見ていて楽しいよ」(ジョージ)
クリッパーズはレナード、ジョージ、ハーデンが揃う先発陣の活躍に加え、シックスマン起用となったウエストブルックがベンチからエナジーを持ち込んでおり、チーム全体の雰囲気も良くなっている。
一時の不振から脱却し、直近16戦で13勝3敗と絶好調のクリッパーズ。戦力が噛み合い始めたタレント集団はこの勢いをどこまで維持することができるか注目だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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