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NBA

「アキム、一日も早い回復を祈ってるよ!」――父親の母国ベナン共和国の駐日大使が、離脱中の八村塁を激励!

秋山裕之

2019.12.20

アデチュブ駐日大使によれば、八村はベナンでも「アイコンになっている」という。(C)Getty Images

アデチュブ駐日大使によれば、八村はベナンでも「アイコンになっている」という。(C)Getty Images

 12月18日(日本時間19日)にホームのキャピタル・ワン・アリーナで行なわれたシカゴ・ブルズ戦。ワシントン・ウィザーズは第4クォーター中盤に18点をリードしていたものの、延長に持ち込まれた末に109-110で惜敗した。

 そんな中、鼠径部の打撲により戦線離脱した八村塁の穴を埋めるべく、先日2WAY契約を結んだアンジェス・パセチニクスが早速出場。イアン・マヒンミ、ダービス・ベルターンスのバックアップとして約28分プレーし、9得点、8リバウンド、1アシストをマーク。

 216㎝の高さを生かして4本のオフェンシブ・リバウンドをもぎ取るなど、出場時間帯における得失点差ではチームトップの+15を残し、デビュー戦としては上々の活躍を見せていた。

 また、この日はベルターンスとパセチニクスという2人のラトビア人がチームメイトとしてNBAでプレーしたことで、新たな歴史を生み出した。

「ディフェンスで精一杯やっていたし、オフェンスとディフェンスの両面でリバウンドも奪っていた。今日はたくさんのエナジーをもたらしていたよ。ここまで、ものすごい努力をしているから、本当に嬉しいね」と、ベルターンスが日本語版公式ツイッターで新たなチームメイトの活躍を祝福している。
 
 ラトビア出身の2人のNBA選手がチームメイトとして同じ試合に出場するという、新たな歴史を作ったベルターンスは「想像できないくらい、可能性が低いことだと思う。ラトビアにとって、本当にうれしいこと。ラトビアのバスケ人気が今上がってきているから、もっと人気が出るといいね」と上機嫌。

「観客席にもラトビア人がいたね。うれしいよ。ラトビアは小さな国だけど、きっと盛り上がっているだろうね。これでNBAにラトビア出身の選手が4人になったよ」とパセチニクスもうれしそうに語っていた。

 NBAでは近年、外国籍出身選手が100人を超えており、ウィザーズにはベナン共和国と縁のある選手が2人もいる。共に父親がベナン人という八村とマヒンミである。
 

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