2023年5月22日、カーメロ・アンソニーがソーシャルメディアに動画を投稿し、19年間のNBAキャリアに幕を下ろすことを発表した。2003年のドラフト1巡目3位でナゲッツから指名された201㎝・108㎏のフォワードは、ナゲッツ、ニューヨーク・ニックス、オクラホマシティ・サンダー、ヒューストン・ロケッツ、ポートランド・トレイルブレイザーズ、ロサンゼルス・レイカーズでプレー。
レギュラーシーズン1260試合の出場で平均22.5点、6.2リバウンド、2.7アシスト、1.0スティールを記録。オールスターに10度、オールNBAチームに6度、75周年記念チームに選ばれ、NBA歴代9位の通算2万8289得点を残した。
アメリカ代表でも活躍した名フォワードは、オリンピックで金メダル3個、銅メダル1個を手にしており、将来のバスケットボール殿堂入りが確実視されている。
そのカーメロが、12月29日(日本時間30日)に自身がホスト役を務める番組『7PM in Brooklyn』の最新エピソードを公開。子どもたちが目指すべき選手について持論を展開した。
NBA入りを夢見る子どもたちが憧れの選手として一般的に名前が挙がるのは、1990年代ならマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)、2000年代ではコビー・ブライアント(元レイカーズ)やアレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)、2010年代以降ではレブロン・ジェームズ(レイカーズ)やステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)といったスーパースターたち。
しかしカーメロが番組内で新たなモデルとして名前を挙げたのは、サンダー時代のチームメイトで、現在はロサンゼルス・クリッパーズでプレーする"PG13"ことポール・ジョージ(203㎝・100㎏)だった。
「子どもたちが話しているのは6フィート11インチ(211㎝)でボールを操り、シュート力があり、スナイパーとなって驚異的なプレーができるという型なんだ。どうして今の子どもたちがPGについて話すのか? 別に誰かを侮辱しているわけじゃない。彼は『2K』(人気バスケットボールゲーム)で作ったようなタイプの選手だからだ」
ウイングとして十二分なサイズを誇るジョージは、2010年にNBA入りすると、攻守のバランスが取れたオールラウンダーとしてメキメキと頭角を現していき、昨季までのキャリア13シーズンでオールスターに8度、オールNBAチームに6度、オールディフェンシブチームにも4度名を連ねている。
レブロン(39歳)、カリー、デュラント(ともに35歳)といった大ベテランのスーパースターは健在ながら、33歳のジョージもここまで29試合で平均22.9点、5.6リバウンド、4.0アシスト、1.6スティールに3ポイント成功率39.9%(平均3.3本成功)とリーグの第一線で活躍を続けている。
カーメロが語るように、2mを超える長身で3ポイントを高確率で決め、ガードのようなプレーもこなし、ディフェンスも一級品のジョージの多彩なスタイルは、ポジションレスの現代のNBAにおいてどのチームも欲する"理想の選手像"と言っていいかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
「彼らへ恩返しがしたい」。ジョージがクリッパーズ初優勝への思いを語る「レイカーズファンとトラッシュトークができる機会を」<DUNKSHOOT>
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アメリカ代表でも活躍した名フォワードは、オリンピックで金メダル3個、銅メダル1個を手にしており、将来のバスケットボール殿堂入りが確実視されている。
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しかしカーメロが番組内で新たなモデルとして名前を挙げたのは、サンダー時代のチームメイトで、現在はロサンゼルス・クリッパーズでプレーする"PG13"ことポール・ジョージ(203㎝・100㎏)だった。
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レブロン(39歳)、カリー、デュラント(ともに35歳)といった大ベテランのスーパースターは健在ながら、33歳のジョージもここまで29試合で平均22.9点、5.6リバウンド、4.0アシスト、1.6スティールに3ポイント成功率39.9%(平均3.3本成功)とリーグの第一線で活躍を続けている。
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