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トンプソンがシックスマンの役割に手応え!“新相棒”ポールとの連携も「僕たちは素晴らしいケミストリーを持っている」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.02.28

球宴前にベンチへ降格したトンプソンだが、5試合で平均19.8点とスーパーサブとして躍動している。(C)Getty Images

 現地時間2月27日(日本時間28日、日付は以下同)、ゴールデンステイト・ウォリアーズは敵地でワシントン・ウィザーズに123-112で勝利。今季成績を30勝27敗(勝率52.6%)とし、ウエスタン・カンファレンス9位に浮上した。

 この日のウォリアーズは、先発のアンドリュー・ウィギンズが家庭の事情で欠場し、ステフィン・カリーは18得点もフィールドゴール成功率28.6%(6/21)、3ポイント成功率25.0%(4/16)と不発。それでも、ジョナサン・クミンガが21得点、6リバウンド、5アシスト、モーゼス・ムーディーが12得点、ベンチのクレイ・トンプソンが6本の3ポイントを含むチームハイの25得点、ゲイリー・ペイトン二世が13得点、左手骨折のケガから復帰したクリス・ポールが9得点、6アシストをマークした。

 先発陣では21歳のクミンガの活躍が光ったが、エースのシュート不振を見事にカバーしたのが、球宴前からシックスマンで起用されているトンプソンだ。2月8日に34歳を迎えたピュアシューターは、第3クォーターだけで4本の3ポイントを決め、98-75とチームに大量リードをもたらした。

 試合後、トンプソンは『NBC Sports Bay Area』に「(シックスマン起用は)非常にスムースな移行だった。ゲームが落ち着くまで(ベンチから)フロアを見ることができるから、リラックスできるんだ」と語った。
 
 トンプソンはキャリア2年目の2012-13シーズンからカリーと"スプラッシュ・ブラザーズ"を結成し、先発の座を守り続けてきたが、今季はシュートスランプにより2月15日のユタ・ジャズ戦で2012年3月以来のベンチスタートに。しかし、その試合で35得点を叩き出すと、ベンチスタートの5戦で平均19.8点、3ポイント成功率44.9%とスタメン時(17.0点/36.8%)を上回る成績を残している。

 役割変更に伴い、今後はポールとプレーする時間が長くなることが予想される。本人は「CP(ポール)はこれまでプレーした中で最も偉大な人物の1人。彼のゲームを読む能力、特にオフェンシブ能力は誰にも負けない」と"新相棒"を評価し、次のように続けた。

「僕たちは素晴らしいケミストリーを持っている。特に僕が波に乗っている時、彼は僕を探してくれるんだ。残りのシーズン、素晴らしいパートナーシップを築けることを楽しみにしているよ」

 本日のウィザーズ戦、トンプソンが決めた6本の3ポイントのうち2本はポールのアシストによるものだった。3ポイント成功数で歴代7位の実力派スナイパーと通算アシスト数で同3位の名パサーの連携がさらに高まれば、"リーグ最高の控えバックコート"としてウォリアーズの新たな武器になりそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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