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NBA選手が選んだ2010年代の名場面――コビー引退試合、ローズ復活劇、ラプターズ初優勝…

ダンクシュート編集部

2019.12.26

多くの選手がお気に入りに挙げたコビーの引退試合。レイカーズのレジェンドはラストゲームで前人未到の60得点を叩き出し、20年間のキャリアに別れを告げた。(C)Getty Images

 2019年も残りわずか。2020年を迎えるにあたり、『NBA.com』が選手たちが選んだ「2010年代のフェイバリット・モーメント」を紹介している。過去10年間、どのような場面が脳裏に焼き付いているか、その一部を紹介しよう。

   ◆   ◆   ◆

カール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)
 マイアミ・ヒートとサンアントニオ・スパーズの試合(2013年ファイナル)だ。レブロン(ジェームズ)が3ポイントをミスし、クリス・ボッシュが素晴らしいリバウンドを奪って、コーナーに移動したレイ・アレンにパス、そしてシュートを打った。俺は他のアメリカ人たちが思っていたように、『この試合は終わった』と思っていた。でも、そのショットは決まった。歴史的な一発となったのさ。

トレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)
 コビー・ブライアントが60得点を奪ってチームを勝利に導いたファイナルゲームだ。彼は最後まですべてをやり遂げていたんだ。彼はどの試合でも最後のようにプレーしていたし、最後の試合でも実際にそうしていた。

デマー・デローザン(サンアントニオ・スパーズ)
 コビーのラストゲームだね。彼が成し遂げたことは誰もできないと思う。試合後、自分に「車まで歩いていくことすらできない」と言っていたよ。
 
ケビン・ラブ(クリーブランド・キャバリアーズ)
 みんなコビーのラストゲームは観たんじゃないかな。あんなプレーを見せるなんて信じられなかった。あとはクレイ・トンプソン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)の11度のドリブルで60得点を取った試合だ。ジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)が700回ドリブルして65得点を奪ったのも印象的だけど、(クレイは)11ドリブルでだよ?信じられないだろ?

ルー・ウィリアムズ(ロサンゼルス・クリッパーズ)
 記憶に残る場面が多くあるから選ぶのが難しいけど、これまで見聞きしたことがないって意味ではクレイ(トンプソン)の11ドリブルで60得点だろう。もう2度とこんなことは起きないだろうね。

ダニー・グリーン(ロサンゼルス・レイカーズ)
 2018年にDローズ(デリック・ローズ)が50得点をマークした試合だ。ケガ人が復帰して再び素晴らしいパフォーマンスを披露するのを見るのは、いつだっていいものだ。みんなデリックのファンさ。彼が復帰して今もプレーしている姿を観られるということも、最高の瞬間のひとつなのかもね。

ヴィンス・カーター(アトランタ・ホークス)
(かつてプレーした)ラプターズがチャンピオンシップを手にしたのを、アリーナで見届けられたことかな。T-MAC(トレイシー・マッグレディ)と一緒に観ていたんだけど、試合残り数分で「彼らはやり遂げようとしている。チャンピオンシップを勝ち取ろうとしているんだ!」と言ったのを覚えているよ。

   ◆   ◆   ◆

 多くの選手が挙げたコビーの引退試合を筆頭に、2010年代は様々なハイライトシーンが生まれた。間もなくスタートする2020年代は誰がリーグを支配するのか、そしてどんな名勝負やスーパープレーが誕生するのか注目したい。

構成●ダンクシュート編集部

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【動画】60得点の超絶パフォーマンスでユニフォームを脱いだコビーの引退試合