この親にしてこの子あり――。NBAでは過去に何人もの"二世選手"がプレーしてきた。現代で言えば、MVP受賞2回を誇るステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は名シューターだったデル・カリーの息子で、チームメイトのクレイ・トンプソンも1978年のドラフトで全体1位指名を受けたマイカル・トンプソンを父に持つ。レジェンドで言えばレイカーズのスーパースター、コビー・ブライアントの父親ジョー・ブライアントもNBAで8年間プレーした。
そして、近い将来の二世選手として大きな注目を集めているのが、"キング"ことレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)の長男であるブロニー・ジェームズだ。
レブロンがNBA入りした翌年の2004年10月に誕生したブロニーは、幼い頃から"英才教育"を受けてきた。史上最高の選手と言われる父やスター選手たちのプレーを間近で見てきたなかで、バスケットボールを始めたのは必然と言ってもいいだろう。
9歳の頃に出場したAAU(アマチュア運動連合)トーナメントでは、カレッジ界の名将ジョン・カリパリ(カンザス大)が視察に訪れたとされるブロニー。13歳の時には試合前のウォーミングアップで人生初ダンク(1人アリウープ)を成功している。
今年、カリフォルニア州大会2連覇中の強豪シエラ・キャニオン高へ進学。12月14日に行なわれた父レブロンの母校セント・ビンセント・セントメリー高との一戦では、第4クォーターに逆転の決勝レイアップを沈めるなど15得点を稼ぎ、チームを勝利に導いた。高校の試合にもかかわらずキャパ1万3000人の会場に1万5000人の観客が詰めかけ、立ち見も出るほどの盛況ぶり。この試合でMVPに選出された際には父のレブロンとともにメディアの撮影に応じ、話題を呼んだ。
まだ15歳と車も運転できない年齢だが、世界が知るNBAスターの息子とあって、すでにコート上では注目の的だ。身長は188cmと成長過程にあるものの、ドリブルを仕掛ける姿勢やアクロバティックな跳躍は父親を彷彿とさせる。
オハイオ州のバスケットボールをカバーする「270 Hoops」のザック・フレア記者は、「彼は新入生としてはエリートの1人だが、この国でベストプレーヤーではない。彼はまだ父親の域には達していない」と前置きしつつも、「レブロンがこの歳だった頃よりも良いシューターだと思う。今はまだ188cm。父親と同じサイズ(206cm)にまで成長したとしたら、どれほどの選手になるか分からない」と展望している。
そして何より、レイカーズの名レジェンド、マジック・ジョンソンが、ブロニーの無限の可能性に太鼓判を押す。
そして、近い将来の二世選手として大きな注目を集めているのが、"キング"ことレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)の長男であるブロニー・ジェームズだ。
レブロンがNBA入りした翌年の2004年10月に誕生したブロニーは、幼い頃から"英才教育"を受けてきた。史上最高の選手と言われる父やスター選手たちのプレーを間近で見てきたなかで、バスケットボールを始めたのは必然と言ってもいいだろう。
9歳の頃に出場したAAU(アマチュア運動連合)トーナメントでは、カレッジ界の名将ジョン・カリパリ(カンザス大)が視察に訪れたとされるブロニー。13歳の時には試合前のウォーミングアップで人生初ダンク(1人アリウープ)を成功している。
今年、カリフォルニア州大会2連覇中の強豪シエラ・キャニオン高へ進学。12月14日に行なわれた父レブロンの母校セント・ビンセント・セントメリー高との一戦では、第4クォーターに逆転の決勝レイアップを沈めるなど15得点を稼ぎ、チームを勝利に導いた。高校の試合にもかかわらずキャパ1万3000人の会場に1万5000人の観客が詰めかけ、立ち見も出るほどの盛況ぶり。この試合でMVPに選出された際には父のレブロンとともにメディアの撮影に応じ、話題を呼んだ。
まだ15歳と車も運転できない年齢だが、世界が知るNBAスターの息子とあって、すでにコート上では注目の的だ。身長は188cmと成長過程にあるものの、ドリブルを仕掛ける姿勢やアクロバティックな跳躍は父親を彷彿とさせる。
オハイオ州のバスケットボールをカバーする「270 Hoops」のザック・フレア記者は、「彼は新入生としてはエリートの1人だが、この国でベストプレーヤーではない。彼はまだ父親の域には達していない」と前置きしつつも、「レブロンがこの歳だった頃よりも良いシューターだと思う。今はまだ188cm。父親と同じサイズ(206cm)にまで成長したとしたら、どれほどの選手になるか分からない」と展望している。
そして何より、レイカーズの名レジェンド、マジック・ジョンソンが、ブロニーの無限の可能性に太鼓判を押す。
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