現地時間6月6日(日本時間7日)にスタートする今年のNBAファイナルは、16年ぶり18回目の優勝を狙うボストン・セルティックスと、13年ぶり2回目の頂点を目指すダラス・マーベリックスが激突する。
両チームがファイナルの舞台で当たるのは初めてだが、セルティックスのクリスタプス・ポルジンギスはかつてマブズに在籍、一方、マブズのカイリー・アービングとドワイト・パウエルはセルティックスでプレー経験があり、彼らにとっては古巣との対決となる。
そのなかでもアービングとセルティックスの間には深い因縁がある。2017年から2年間セルティックスでプレーしたスコアリングガードは、チームとの再契約を明言していたものの、19年オフに故郷球団のブルックリン・ネッツと契約。以降ボストンの試合ではファンから激しいブーイングを浴びることになり、さらに21年のプレーオフでアービングはコート中央のセルティックスロゴを踏みつけ、翌年の対戦時には観客に向かって中指を立てたこともあった。
今回のファイナルでもアービングが標的にされることは必至だが、元NBA選手のチャンドラー・パーソンズはポッドキャスト番組『Run It Back』で、元マブズのポルジンギスもアウェーで容赦ないブーイングを受けるだろうと予想している。
「ボストンファンのカイリー・アービングに対する反応の方がはるかに激しいだろう。でも誤解しないでほしい。彼ら(ダラスファン)はポルジンギスを嫌っているし、ルカ(ドンチッチ)は一緒にプレーするのが好きじゃなかった。そこには確執がある。彼がボールに触れるたびにブーイングが起こるだろうね」
ポルジンギスは19年1月にニューヨーク・ニックスからトレードでマブズに加入。ドンチッチの相棒として期待され、約3年間で平均20.0点。8.8リバウンドをマークした。しかし、肝心のエースとの相性はイマイチで、2回出場したプレーオフでも平均16.3点、6.4リバウンドとNo.2オプションの役割を果たせず、チームはいずれも1回戦負けに終わった。
本人は22年のインタビューで「理論上では、完璧にフィットすると思われていた。でも実際は僕らが望んだ通りの形にはならなかったんだ。一緒にプレーして、うまく噛み合うことはなかった。期待されていたほどうまくはいかなかったんだ」とマブズ時代を振り返っている。
右足ふくらはぎの肉離れでファーストラウンドの途中から戦線離脱しているポルジンギスは、ファイナルで復帰が予想される。大舞台でのパフォーマンスとともに、マブズファンのリアクションにも注目だ。
構成●ダンクシュート編集部
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そのなかでもアービングとセルティックスの間には深い因縁がある。2017年から2年間セルティックスでプレーしたスコアリングガードは、チームとの再契約を明言していたものの、19年オフに故郷球団のブルックリン・ネッツと契約。以降ボストンの試合ではファンから激しいブーイングを浴びることになり、さらに21年のプレーオフでアービングはコート中央のセルティックスロゴを踏みつけ、翌年の対戦時には観客に向かって中指を立てたこともあった。
今回のファイナルでもアービングが標的にされることは必至だが、元NBA選手のチャンドラー・パーソンズはポッドキャスト番組『Run It Back』で、元マブズのポルジンギスもアウェーで容赦ないブーイングを受けるだろうと予想している。
「ボストンファンのカイリー・アービングに対する反応の方がはるかに激しいだろう。でも誤解しないでほしい。彼ら(ダラスファン)はポルジンギスを嫌っているし、ルカ(ドンチッチ)は一緒にプレーするのが好きじゃなかった。そこには確執がある。彼がボールに触れるたびにブーイングが起こるだろうね」
ポルジンギスは19年1月にニューヨーク・ニックスからトレードでマブズに加入。ドンチッチの相棒として期待され、約3年間で平均20.0点。8.8リバウンドをマークした。しかし、肝心のエースとの相性はイマイチで、2回出場したプレーオフでも平均16.3点、6.4リバウンドとNo.2オプションの役割を果たせず、チームはいずれも1回戦負けに終わった。
本人は22年のインタビューで「理論上では、完璧にフィットすると思われていた。でも実際は僕らが望んだ通りの形にはならなかったんだ。一緒にプレーして、うまく噛み合うことはなかった。期待されていたほどうまくはいかなかったんだ」とマブズ時代を振り返っている。
右足ふくらはぎの肉離れでファーストラウンドの途中から戦線離脱しているポルジンギスは、ファイナルで復帰が予想される。大舞台でのパフォーマンスとともに、マブズファンのリアクションにも注目だ。
構成●ダンクシュート編集部
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