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NBA

「いい勉強ができている」八村塁が負傷後初の会見でポジティブ発言。2週間後に再診へ

秋山裕之

2020.01.05

八村は会見で「プレーできるのが待ちきれない」としながらも離脱中は「いい勉強ができている」と語った。(C)Getty Images

八村は会見で「プレーできるのが待ちきれない」としながらも離脱中は「いい勉強ができている」と語った。(C)Getty Images

 1月4日(日本時間5日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズの八村塁が、メディアの前で会見を行なった。

 昨年12月16日のデトロイト・ピストンズ戦で鼠径部を打撲後、チームを離れていた八村だが、1月3日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦から私服でベンチ入り。「徐々に回復していきている」としながらも、「2週間後に再診断を受ける予定」のため、1月中旬までベンチから試合を見守ることになった。

「プレーする準備はできている。プレーできるのが待ちきれない」と会見で口にした八村は、ウィザーズの日本語版公式ツイッターによる単独インタビューにも応じていた。

 3日のブレイザーズ戦で久々にチームメイトたちと再会した八村は「久しぶりに皆に会えたので、すごい嬉しかったです」と喜ぶと、「皆からは『どこにいたんだ?』『どうだった?』みたいなことと、『チームにいなくて寂しかったぞ』といったことを言われました」と明かした。

 ケガを負った場面(アイザック・ボンガの足が鼠径部に当たって負傷)については「動画も何回か見たんですけど、やっぱりあれはアクシデントだと思います。そういうことを僕がやる可能性もあるので。ボンガは試合後に僕へテキストを送ってくれましたし、ボンガの方も辛い思いをしたんじゃないかなと思います」とコメント。
 
 離脱中は「毎日、テレビでバスケットボールの試合を見ながら、しっかり頭でもバスケをしてるので、バスケの感覚を忘れずにきちんとできてるんじゃないかなと思います」と口にし、こう続けていた。

「NBAは毎日のように試合をやっているので、自分も学ぶことができて、カレッジのゲームも見て、NBAのペースとか、どういうところが違うのかというところも分かってきたので、そういう点では勉強になっていると思います。これまで3、4年間ずっと休みなしでやってきました。この2、3週間いい勉強ができているので、ちゃんと活かしていかないといけない」

 ウィザーズは八村だけでなく、ブラッドリー・ビールやトーマス・ブライアント、モリッツ・ヴァグナー、ダービス・ベルターンスなど主力のケガに苦しんでいる中、「こういう山場を乗り越えていって、チームは強くなると思います」と語った八村は、チームに合流したことで「チームとしてもケミストリーはいい状態だと思うので、これから僕もチームが勝利できるように助けていけたら」と今後に向けて意気込んでいた。

 NBAは各チームが30試合を消化し、もう少しでシーズンの折り返し地点となる。八村はおそらく15試合前後を欠場することになるが、レギュラーシーズンは4月中旬まで続くだけに、チームメイトたちを応援しつつ、八村には万全なコンディションを取り戻してほしいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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