1月5日(日本時間6日、日付は以下同)、メンフィス・グリズリーズと2WAY契約を結んでいる渡邊雄太が、Gリーグのメンフィス・ハッスル(NBAの下部組織)の選手として同リーグが配信している動画“INTRODUCING”に登場した。
YouTubeに投稿されたこの動画は、選手の自己紹介的な内容となっており、その中で渡邊はこう語っている。
「皆さん、こんにちは。日本から来た渡邊雄太です。僕は日本の小さな街で育ち、ほとんどの時間を両親とともにバスケットボールをプレーして過ごしてきました。両親は僕にとってコーチでもありました。両親はいずれも日本のプロリーグでプレーしてきましたし、姉も日本のプロリーグでプレーしていました。そして今、僕はここでプロとしてバスケットボールをプレーしています。僕が大好きなNBA選手は、ずっとコビー(ブライアント/元ロサンゼルス・レイカーズ)です。子どもの時、テレビで初めて彼を見た時に“ワオ!”と衝撃を受けました。アメリカでプレーしている人たちはすごく自信を持っています。バスケットボール選手は皆、コート上で自分たちこそがベストプレーヤーなんだと思っています。日本でそういうことはまずありません」
動画の中で、渡邊はボールを持ってハンドリングを見せたり、カメラマン兼インタビュアーと映像をチェックするなど笑顔で撮影を楽しんでいた。
今季の渡邊はグリズリーズで4試合に出場し平均1.8点、1.3リバウンドと目立った成績を残せていないが、Gリーグでは確かな成長を見せている。
4日に行なわれたアイオワ・ウルブズ戦では、39分間コートに立ち、フィールドゴール63.2%(12/19)、3ポイント50.0%(2/4)に加えてフリースローを3投中2本沈めてシーズンハイの28得点、7リバウンド、2アシスト、2スティール、4ブロックと攻守両面で暴れ回り、勝利の立役者となった。
今季はここまで13試合すべてに先発出場し、平均34.7分、16.0点、5.5リバウンド、1.8アシスト、1.2スティール、1.4ブロックをマーク。フィールドゴール成功率は昨季(43.6%)から52.5%へ上昇。3ポイント成功率も33.1%から34.5%へ微増しており、平均得点も昨季の14.2点からアップしている。
ウルブズ戦ではファーストブレイクやハーフコートオフェンスでコンタクトされながら豪快なボースハンドダンクを何本も叩き込んでおり、数字だけでなくインパクト面でも強烈な存在感を残していた。
チームも開幕10連勝とスタートダッシュに成功し、17勝4敗とウエスタン・カンファレンス首位に立っている。今後もグリズリーズとハッスルを行き来することになるが、今回の“INTRODUCING”登場を機に、渡邊にはさらなる飛躍を期待したいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
YouTubeに投稿されたこの動画は、選手の自己紹介的な内容となっており、その中で渡邊はこう語っている。
「皆さん、こんにちは。日本から来た渡邊雄太です。僕は日本の小さな街で育ち、ほとんどの時間を両親とともにバスケットボールをプレーして過ごしてきました。両親は僕にとってコーチでもありました。両親はいずれも日本のプロリーグでプレーしてきましたし、姉も日本のプロリーグでプレーしていました。そして今、僕はここでプロとしてバスケットボールをプレーしています。僕が大好きなNBA選手は、ずっとコビー(ブライアント/元ロサンゼルス・レイカーズ)です。子どもの時、テレビで初めて彼を見た時に“ワオ!”と衝撃を受けました。アメリカでプレーしている人たちはすごく自信を持っています。バスケットボール選手は皆、コート上で自分たちこそがベストプレーヤーなんだと思っています。日本でそういうことはまずありません」
動画の中で、渡邊はボールを持ってハンドリングを見せたり、カメラマン兼インタビュアーと映像をチェックするなど笑顔で撮影を楽しんでいた。
今季の渡邊はグリズリーズで4試合に出場し平均1.8点、1.3リバウンドと目立った成績を残せていないが、Gリーグでは確かな成長を見せている。
4日に行なわれたアイオワ・ウルブズ戦では、39分間コートに立ち、フィールドゴール63.2%(12/19)、3ポイント50.0%(2/4)に加えてフリースローを3投中2本沈めてシーズンハイの28得点、7リバウンド、2アシスト、2スティール、4ブロックと攻守両面で暴れ回り、勝利の立役者となった。
今季はここまで13試合すべてに先発出場し、平均34.7分、16.0点、5.5リバウンド、1.8アシスト、1.2スティール、1.4ブロックをマーク。フィールドゴール成功率は昨季(43.6%)から52.5%へ上昇。3ポイント成功率も33.1%から34.5%へ微増しており、平均得点も昨季の14.2点からアップしている。
ウルブズ戦ではファーストブレイクやハーフコートオフェンスでコンタクトされながら豪快なボースハンドダンクを何本も叩き込んでおり、数字だけでなくインパクト面でも強烈な存在感を残していた。
チームも開幕10連勝とスタートダッシュに成功し、17勝4敗とウエスタン・カンファレンス首位に立っている。今後もグリズリーズとハッスルを行き来することになるが、今回の“INTRODUCING”登場を機に、渡邊にはさらなる飛躍を期待したいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)