現地２月16日、NBAのメンフィス・グリズリーズと２ウェイ契約を結んでいる河村勇輝が傘下のGリーグチームのオールスターゲームに出場。そのなかでド派手なアリウープパスを披露し、観客の視線を釘付けにしてアリーナを熱狂させた。
【動画】まるでスラムダンク！ 河村勇輝の“アリウープパス”に会場内は驚きの声

　まさに漫画『スラムダンク』の世界に出てくるようなスーパーアシストだ。チーム・ストリクトリーの一員としてスタメン出場した河村は、ドリブルでセンターラインの手前から下手投げで一気にリング付近へロングパスを放つ。これを味方選手が空中でボールをキャッチして、そのまま豪快にダンクを叩き込む「アリウープ」が完成した。このスーパープレーに観客は騒然とし、スタンドからは大歓声が上がった。現地実況も「なんてこった！ ショータイムだ！」と興奮気味に喋り、河村のアシストを称えた。

　小柄な日本人プレーヤーの超絶プレーはGリーグ公式Xも早速反応を示している。文面には「ユウキ・カワムラがハーフコートからアンダーハンドロブし、高く跳んだチーム・ストリクトリーのデイクワン・プラウデンが叩きつけた」と記し、その衝撃的な映像を公開。コメント欄には米ファンから驚きの声とため息が漏れた。
  　下部組織のGリーグとはいえ、ファン投票１位で選出された河村。グリズリーズでは今季20試合の出場で１試合平均の出場時間が３分あまりにとどまっており、NBAの高い壁にぶつかっているが、シーズン後半に向けて飛躍のキッカケにつながるのか。23歳の若き司令塔の動向に今後も注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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