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NBA

レブロンのオールスター“当日欠場発表”を元同僚ベバリーが擁護「彼が事前に発表していたら、視聴率はどうなると思う?」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.02.20

オールスターを急遽欠場したレブロンだが、シーズン再開初戦でチーム最多26得点と躍動した。(C)Getty Images

オールスターを急遽欠場したレブロンだが、シーズン再開初戦でチーム最多26得点と躍動した。(C)Getty Images

 現地2月16日にカリフォルニア州サンフランシスコで開催された「NBAオールスターゲーム2025」。年に一度の夢の祭典だが、今年は計4選手が欠場、特に当日に欠場を明かしたレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)の判断が物議を醸した。

 不出場となった4選手のうち、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)の代役にはトレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)、アンソニー・デイビス(ダラス・マーベリックス)の代役にはカイリー・アービング(マーベリックス)が事前に発表されていた。

 ところが、アンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)は鼠径部負傷のため当日に欠場を発表。前日のチーム練習とメディア応対を欠席したレブロンも、左足首と左足のコンディション不良のため当日に欠場を明かし、代役選手を立てられずに球宴を迎えた。

 プロ2年目の2005年から毎年オールスターに選ばれ、これまで休むことなく球宴の舞台に立ち続けてきたレブロンは「今朝まで症状が良くなることを願っていた。だけど自分が望んでいた状態には達していなかった」と話し、21回目で初の欠場となった。
 
 この判断に対し、米スポーツ専門局『ESPN』でアナリストを務めるケンドリック・パーキンス(元ボストン・セルティックスほか)は同メディアの番組『Get Up』に出演した際にレブロンを批判した。

「彼はおそらくプレーできないとわかっていたはずだ。どうして事前に知らせなかったんだ?(代役として)オールスターゲームに出場すべき選手の機会を奪ったんだ。平均24点を残しているノーマン・パウエルみたいな選手がいたんだぞ」

 パウエル(ロサンゼルス・クリッパーズ)はキャリア10年目の今季、45試合に出場し平均24.2点、3.6リバウンド、2.2アシスト、1.31スティールにフィールドゴール成功率49.6%、3ポイント成功率42.8%(平均3.4本成功)と自己最高のシーズンを送っている。もしレブロンの欠場が事前に決まっていれば、代役として初選出されたかもしれない。

 一方、昨年までNBAでプレーしたパトリック・ベバリーは、19日に公開されたポッドキャスト番組『The Pat Bev Podcast with Rone』で、元同僚のレブロンを擁護していた。

「彼が2週間前に出場しないと発表していたら、視聴率はどうなると思う?(ファンが)テレビをつけるとは思えないね。別に俺はステフ・カリーやケビン・デュラント、ジェームズ・ハーデンを軽視してるんじゃない。彼らに巨大なファンベースがあるのは知ってる。だがレブロンは別格なのさ」
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