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「決してレイカーズのファンにはならないけど、ルカのファンであり続ける」ノビツキーが後輩ドンチッチへのサポートを誓う<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.02.25

現役最終年のノビツキー(右)と新人時代のドンチッチ(左)。欧州の新旧スターは1年間ともにプレーし、絆を深めた。(C)Getty Images

 ダラス・マーベリックスの顔だったルカ・ドンチッチが、ロサンゼルス・レイカーズへ移籍する電撃トレードは、世界中のバスケットボールファンに衝撃を与えた。それはマブズのレジェンドであるダーク・ノビツキーも例外ではなかったという。

 2018年のドラフト全体3位指名でNBA入りしたドンチッチはルーキーイヤーから平均21.2点、7.8リバウンド、6.0アシストの成績で新人王に輝くと、以降は5年連続でオールNBA1stチームに選出。昨季は平均33.9点で6年目にして初の得点王に輝くとともに、チームを13年ぶりのNBAファイナルへと導いた。

 今季はふくらはぎのケガもあって22試合の出場にとどまっていたなか、マブズ、レイカーズ、ユタ・ジャズの3チーム間トレードにより、アンソニー・デイビスらとの交換で名門レイカーズの一員となった。

 現役21年間をマブズ一筋、歴代6位の通算3万1560得点を誇る殿堂入り選手のノビツキーも、この移籍劇には衝撃を受けたという。ラジオ番組『96.7 The Ticket』で一報を耳にした際の状況を振り返った。

「ニュースを見た時、実は地球の裏側にいたんだ。(南アジアの)モルディブで家族と休暇を過ごしていた。ランチに行くところだった。ソーシャルメディアを見て、みんなと同じようにショックを受け、驚いた。何が起こっているのか理解しようとしたけど、本当に信じられないことだった」
 
 その後ノビツキーは、ドンチッチの新天地デビュー戦となった2月10日のレイカーズ対ジャズ戦をスタンド観戦。現地を訪れた経緯について、「(ドンチッチに)テキストメッセージを送った。彼からは失望と悲しみを感じた。こんなことになるとは思っていなかったと思う。彼はLAでの最初の試合に招待してくれた。私は彼をサポートしなければならないと思った」と明かしている。

 ノビツキーの現役ラストイヤーとなった2018-19シーズンは、ドンチッチがマブズに加入した年。エースの座は後輩へと受け継がれ、ドンチッチはダラスのフランチャイズプレーヤーとして、今後も長くチームを牽引してくはずだった。その夢は道半ばで途絶えたが、ノビツキーは今後もドンチッチをサポートしていくことを誓っている。

「私はNBAの最後のシーズンで彼と一緒にプレーした。親しくなって彼を指導しようと思った。この数年、できる限り彼を助けようとしてきたし、彼はいい男だ。今後の新たなチャプターでも、彼をサポートしようと思う。落ち込んでいて、失望していると報道されていたからね。だから、彼のためにLAにも行ったんだ。彼の家族のためにもそこにいて、サポートしたかった」

 最後に「レイカーズでプレーする彼を見るのはシュールだった。私は決してレイカーズのファンにはならないけど、ルカのファンであり続ける」と語ったノビツキー。新たな挑戦を始めたドンチッチにとって、尊敬する大先輩のサポートは何より心強いに違いない。

構成●ダンクシュート編集部

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