現地時間2月23日、ニューオリンズ・ペリカンズはホームのスムージーキング・センターでサンアントニオ・スパーズを114-96で下し、今季成績を14勝43敗(勝率24.6%)とした。
翌24日時点で、ペリカンズは最下位のユタ・ジャズと同率のウエスタン・カンファレンス14位。昨季はプレーイン・トーナメントの末にウエスト第8シードを獲得してプレーオフへ駒を進めたが、今季は相次ぐケガによる戦力ダウンもあってフランチャイズ史上ワースト2位の成績に低迷している。
それでも、このスパーズ戦では相手のフィールドゴール成功率を33.0%(32/97)、3ポイント成功率を29.4%(15/51)に封じる好守を見せ、合計リバウンド数でも69-46で圧倒するなど快勝。
攻めては22得点、9リバウンド、2スティール、2ブロックをマークしたザイオン・ウィリアムソンを筆頭に計7選手が2桁得点を奪取。カルロ・マトコビッチが19得点、6リバウンド、トレイ・マーフィー三世が15得点、7リバウンド、5アシスト、ホセ・アルバラードが12得点、9リバウンド、8アシスト、CJ・マッカラムが12得点、7アシスト、イブ・ミッシが6得点、15リバウンドを残した。
また、6日のトレード・デッドラインでトロント・ラプターズから加入したケリー・オリニクが新天地2戦目で14得点、15リバウンドのダブルダブルでチームを補完。
ペリカンズはザイオンとともに主軸を務めてきたブランドン・イングラムを手放し、ベテランビッグマンのオリニクとウイングのブルース・ブラウン、将来のドラフト指名権を獲得する動きを見せた。
先発ガードのデジャンテ・マレー、ウイングのハーバート・ジョーンズがすでに今季絶望のため、残り試合でベストメンバーを組むことはできないものの、ザイオンは途中加入のオリニクを次のように称えていた。
「彼には先を読む能力が備わっている。フロアの状況、ゲームの流れをよく見ているんだ。僕には見えていない何かを把握し、プレーを先導してくれたり、僕が何か狙っていると判断すれば、違うスポットへ動いてくれる。僕は彼の持つビジョンを信頼しているし、彼は僕がミスマッチを突くべき時を察してくれるんだ」
公称198cm・129kgのザイオンだが、先日米スポーツ専門局『ESPN』が報じたところによると、現在は2019年のドラフト時以降では最も軽量の119.7kgになっているという。それでも、持ち前の強靭なフィジカルは唯一無二で、この男がペイントアタックしてリムへの道をこじ開ければ、ペリカンズには自ずと得点チャンスが生まれる。
スパーズ戦では今季全休となったヴィクター・ウェンバンヤマがいなかったこともあり、211cmのミッシや208cmのマトコビッチを多用するビッグラインナップで優位に立った。なかでも211cmのサイズを持ちながら中外問わずにプレーできるオリニクの能力を、ザイオンは絶賛していた。
「ビッグラインナップが僕へアドバンテージを与えてくれるのは間違いないね。特にKO(オリニク)がコートにいると、相手が小柄ならポストプレーで押し込めるし、ペリメーターゲームもできる。ビッグラインナップだと僕がペイントへ侵入しやすくなって、パスを捌けば彼らがフィニッシュしてくれる」
ザイオンは今季もハムストリングの負傷などで計37試合を欠場するも、先日はレギュラーシーズン203試合目でキャリア通算5000得点を突破。現役では3番目の最短試合数での達成者となった。ビッグラインナップの恩恵を受けてさらに輝きが増すのなら、来季以降に向けてペリカンズは必見のチームになる可能性を秘めているのではないだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)
【画像】ダンクシュート編集部が厳選!NBA史に燦然と輝くレジェンドスターたちを特集!!
翌24日時点で、ペリカンズは最下位のユタ・ジャズと同率のウエスタン・カンファレンス14位。昨季はプレーイン・トーナメントの末にウエスト第8シードを獲得してプレーオフへ駒を進めたが、今季は相次ぐケガによる戦力ダウンもあってフランチャイズ史上ワースト2位の成績に低迷している。
それでも、このスパーズ戦では相手のフィールドゴール成功率を33.0%(32/97)、3ポイント成功率を29.4%(15/51)に封じる好守を見せ、合計リバウンド数でも69-46で圧倒するなど快勝。
攻めては22得点、9リバウンド、2スティール、2ブロックをマークしたザイオン・ウィリアムソンを筆頭に計7選手が2桁得点を奪取。カルロ・マトコビッチが19得点、6リバウンド、トレイ・マーフィー三世が15得点、7リバウンド、5アシスト、ホセ・アルバラードが12得点、9リバウンド、8アシスト、CJ・マッカラムが12得点、7アシスト、イブ・ミッシが6得点、15リバウンドを残した。
また、6日のトレード・デッドラインでトロント・ラプターズから加入したケリー・オリニクが新天地2戦目で14得点、15リバウンドのダブルダブルでチームを補完。
ペリカンズはザイオンとともに主軸を務めてきたブランドン・イングラムを手放し、ベテランビッグマンのオリニクとウイングのブルース・ブラウン、将来のドラフト指名権を獲得する動きを見せた。
先発ガードのデジャンテ・マレー、ウイングのハーバート・ジョーンズがすでに今季絶望のため、残り試合でベストメンバーを組むことはできないものの、ザイオンは途中加入のオリニクを次のように称えていた。
「彼には先を読む能力が備わっている。フロアの状況、ゲームの流れをよく見ているんだ。僕には見えていない何かを把握し、プレーを先導してくれたり、僕が何か狙っていると判断すれば、違うスポットへ動いてくれる。僕は彼の持つビジョンを信頼しているし、彼は僕がミスマッチを突くべき時を察してくれるんだ」
公称198cm・129kgのザイオンだが、先日米スポーツ専門局『ESPN』が報じたところによると、現在は2019年のドラフト時以降では最も軽量の119.7kgになっているという。それでも、持ち前の強靭なフィジカルは唯一無二で、この男がペイントアタックしてリムへの道をこじ開ければ、ペリカンズには自ずと得点チャンスが生まれる。
スパーズ戦では今季全休となったヴィクター・ウェンバンヤマがいなかったこともあり、211cmのミッシや208cmのマトコビッチを多用するビッグラインナップで優位に立った。なかでも211cmのサイズを持ちながら中外問わずにプレーできるオリニクの能力を、ザイオンは絶賛していた。
「ビッグラインナップが僕へアドバンテージを与えてくれるのは間違いないね。特にKO(オリニク)がコートにいると、相手が小柄ならポストプレーで押し込めるし、ペリメーターゲームもできる。ビッグラインナップだと僕がペイントへ侵入しやすくなって、パスを捌けば彼らがフィニッシュしてくれる」
ザイオンは今季もハムストリングの負傷などで計37試合を欠場するも、先日はレギュラーシーズン203試合目でキャリア通算5000得点を突破。現役では3番目の最短試合数での達成者となった。ビッグラインナップの恩恵を受けてさらに輝きが増すのなら、来季以降に向けてペリカンズは必見のチームになる可能性を秘めているのではないだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)
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