現地時間3月4日、NBAで2度のMVPに輝いたスティーブ・ナッシュ(元フェニックス・サンズほか)のインタビュー記事がスポーツウェブサイト『FLASHSCORE』に公開。今季のMVP候補に挙がる同郷の後輩について語った。
南アフリカ生まれ、カナダ育ちのナッシュは、NBAで18年間プレーし、2005、06年に2シーズン連続でMVPを受賞。世代を代表するポイントガードとして5度のアシスト王獲得をはじめ、オールスターに8度、オールNBAチームに7度選ばれ、75周年記念チームにも選出されている。
通算1217試合でキャリア平均14.3点、3.0リバウンド、8.5アシストを記録した司令塔は、NBA歴代5位の1万335アシストを残したほか、正確無比なシュート力でも鳴らした。
そのナッシュは、今季のMVPは誰なのかと問われると、SGAことシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(オクラホマシティ・サンダー)、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ジェイレン・ブランソン(ニューヨーク・ニックス)の3人に触れつつ、同じカナダ出身のSGAを推した。
「私からはシェイと言っておこう。カリーのことはリスペクトしているけどね。あとブランソンも素晴らしいシーズンを送っている。今のリーグでは本当に多くの凄まじいガードたちがいる。けど私にとって、今はシェイだね。彼が今年のMVPだと見ている」
ナッシュはSGAのプレー以外の面も高く評価している。
「彼はあのチームで申し分のないリーダーになっていると思う。人間性も素晴らしく、平均30点をあげながら効率も良く、アイソレーションで守り切るのは不可能だ。だから私はシェイだと言っておくよ」
2月28日に『NBA.com』へ公開された最新版のMVP候補ランキングで、ギルジャス・アレキサンダーは2位に後退、首位にはデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチが再浮上している。
それでも、5連勝中のサンダーは51勝11敗(勝率82.3%)でウエスト首位を快走し、2位のロサンゼルス・レイカーズに10.5ゲーム差をつけている。
SGAはリーグトップの平均32.8点に加えて5.1リバウンド、6.2アシスト、1.84スティール、1.02ブロックの好成績でサンダーを牽引。フィールドゴール成功率52.6%、3ポイント成功率37.8%、フリースロー成功率89.8%とショットの精度も高く、自己最高のシーズンを過ごしていることは間違いない。
ナッシュ以来、史上2人目のカナダ人MVP誕生なるか。現在イースタン・カンファレンスならびにリーグベストの52勝10敗(勝率83.9%)を記録し、今季最速でプレーオフ進出を決めたクリーブランド・キャバリアーズをサンダーが最終的に上回ることができれば、ギルジャス・アレキサンダーにとって選考の追い風になるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
南アフリカ生まれ、カナダ育ちのナッシュは、NBAで18年間プレーし、2005、06年に2シーズン連続でMVPを受賞。世代を代表するポイントガードとして5度のアシスト王獲得をはじめ、オールスターに8度、オールNBAチームに7度選ばれ、75周年記念チームにも選出されている。
通算1217試合でキャリア平均14.3点、3.0リバウンド、8.5アシストを記録した司令塔は、NBA歴代5位の1万335アシストを残したほか、正確無比なシュート力でも鳴らした。
そのナッシュは、今季のMVPは誰なのかと問われると、SGAことシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(オクラホマシティ・サンダー)、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ジェイレン・ブランソン(ニューヨーク・ニックス)の3人に触れつつ、同じカナダ出身のSGAを推した。
「私からはシェイと言っておこう。カリーのことはリスペクトしているけどね。あとブランソンも素晴らしいシーズンを送っている。今のリーグでは本当に多くの凄まじいガードたちがいる。けど私にとって、今はシェイだね。彼が今年のMVPだと見ている」
ナッシュはSGAのプレー以外の面も高く評価している。
「彼はあのチームで申し分のないリーダーになっていると思う。人間性も素晴らしく、平均30点をあげながら効率も良く、アイソレーションで守り切るのは不可能だ。だから私はシェイだと言っておくよ」
2月28日に『NBA.com』へ公開された最新版のMVP候補ランキングで、ギルジャス・アレキサンダーは2位に後退、首位にはデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチが再浮上している。
それでも、5連勝中のサンダーは51勝11敗(勝率82.3%)でウエスト首位を快走し、2位のロサンゼルス・レイカーズに10.5ゲーム差をつけている。
SGAはリーグトップの平均32.8点に加えて5.1リバウンド、6.2アシスト、1.84スティール、1.02ブロックの好成績でサンダーを牽引。フィールドゴール成功率52.6%、3ポイント成功率37.8%、フリースロー成功率89.8%とショットの精度も高く、自己最高のシーズンを過ごしていることは間違いない。
ナッシュ以来、史上2人目のカナダ人MVP誕生なるか。現在イースタン・カンファレンスならびにリーグベストの52勝10敗(勝率83.9%)を記録し、今季最速でプレーオフ進出を決めたクリーブランド・キャバリアーズをサンダーが最終的に上回ることができれば、ギルジャス・アレキサンダーにとって選考の追い風になるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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