現地時間3月24日(日本時間25日、日付は以下同)、ダラス・マーベリックスは、敵地バークレイズ・センターへ乗り込み、ブルックリン・ネッツ相手に一度もリードを許さず120-101で完勝した。
昨季ウエスタン・カンファレンスを勝ち抜いてNBAファイナルまで進んだマブズは、今年2月にフランチャイズプレーヤーのルカ・ドンチッチをロサンゼルス・レイカーズへ放出。
エース退団後はダニエル・ギャフォード(ヒザ)、デレック・ライブリー二世(足首)のビッグマン陣に加え、ドンチッチとの交換でレイカーズから加入したアンソニー・デイビスもデビュー戦で左内転筋を負傷し戦線離脱を余儀なくされた。
さらにカイリー・アービングが左ヒザの前十字靭帯断裂で今季絶望、ダンテ・エクサム(左手)と途中加入のケイレブ・マーティン(腰)もケガに悩まされ、2WAY契約のブランドン・ウィリアムズ、カイ・ジョーンズ、ケスラー・エドワーズに頼らざるを得ない苦しい状況が続いていた。
それでも、ネッツ戦ではナジ・マーシャルがゲームハイの22得点、スペンサー・ディンウィディーが16得点、12アシスト、4スティール、PJ・ワシントンが16得点、5アシストを残すなど計7選手が2桁得点をマーク。
そして約6週間ぶりに復帰したデイビスは、26分32秒の出場でフィールドゴール成功率66.7%(6/9)の12得点、6リバウンド、3アシスト、1スティール、1ブロックで勝利に貢献した。
試合前の会見で、マブズのジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)が「我々は健康体であってほしいんだ。彼(デイビス)が世界でもベストプレーヤーの1人なのは理解している。でも試合からしばらく離れていたからね。我々としては出場時間制限のある中で健康体のまま、ポジティブな経験を積んでほしい」と話していたように、プレータイムの制限こそあったとはいえ、攻守で存在感を発揮したことは間違いなく朗報となった。
試合後、デイビスは「フィジカル面ではいい感じだった。(メンタル面も)準備が整っていたんだ」と語り、続けてケガで離脱していた期間を次のように振り返った。
「毎晩彼ら(チームメイト)が戦っているのを見るのはタフだった。接戦を制すこともあれば落とすこともある。快勝することもあれば大敗もある。チーム全員が危険にさらされていた。俺たちは明らかに頭数が足りていない。ギャフォード、ライブリー二世、カイリーもいないから辛かったね。ただその中で、俺は復帰してプレーするんだと自分を疑うことはなかった」
ネッツ戦を終えてマブズは35勝37敗(勝率48.6%)でウエスト11位。10位のフェニックス・サンズとは同率(直接対決の成績でサンズが上位)で、プレーイン・トーナメント進出の道が途絶えたわけではない。
プレーイン生き残りをかけて戦うデイビスは今後に向けてこう意気込んでいた。
「俺は(チームが苦しい状況で)タオルを投げて降参するようなヤツじゃない。まだまだ十分プレーできると思う。このチームにはゴールがあるんだ。人手が足りていないし、100%健康体ではないけど、ライブやギャフたちが帰ってくる。自分たちがプレーインへ進むことができるかを確かめたいんだ」
マブズにとってアービング不在は間違いなく痛手ながら、何とかプレーインに滑り込み、来季に繋がるポジティブな材料を残したいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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エース退団後はダニエル・ギャフォード(ヒザ)、デレック・ライブリー二世(足首)のビッグマン陣に加え、ドンチッチとの交換でレイカーズから加入したアンソニー・デイビスもデビュー戦で左内転筋を負傷し戦線離脱を余儀なくされた。
さらにカイリー・アービングが左ヒザの前十字靭帯断裂で今季絶望、ダンテ・エクサム(左手)と途中加入のケイレブ・マーティン(腰)もケガに悩まされ、2WAY契約のブランドン・ウィリアムズ、カイ・ジョーンズ、ケスラー・エドワーズに頼らざるを得ない苦しい状況が続いていた。
それでも、ネッツ戦ではナジ・マーシャルがゲームハイの22得点、スペンサー・ディンウィディーが16得点、12アシスト、4スティール、PJ・ワシントンが16得点、5アシストを残すなど計7選手が2桁得点をマーク。
そして約6週間ぶりに復帰したデイビスは、26分32秒の出場でフィールドゴール成功率66.7%(6/9)の12得点、6リバウンド、3アシスト、1スティール、1ブロックで勝利に貢献した。
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試合後、デイビスは「フィジカル面ではいい感じだった。(メンタル面も)準備が整っていたんだ」と語り、続けてケガで離脱していた期間を次のように振り返った。
「毎晩彼ら(チームメイト)が戦っているのを見るのはタフだった。接戦を制すこともあれば落とすこともある。快勝することもあれば大敗もある。チーム全員が危険にさらされていた。俺たちは明らかに頭数が足りていない。ギャフォード、ライブリー二世、カイリーもいないから辛かったね。ただその中で、俺は復帰してプレーするんだと自分を疑うことはなかった」
ネッツ戦を終えてマブズは35勝37敗(勝率48.6%)でウエスト11位。10位のフェニックス・サンズとは同率(直接対決の成績でサンズが上位)で、プレーイン・トーナメント進出の道が途絶えたわけではない。
プレーイン生き残りをかけて戦うデイビスは今後に向けてこう意気込んでいた。
「俺は(チームが苦しい状況で)タオルを投げて降参するようなヤツじゃない。まだまだ十分プレーできると思う。このチームにはゴールがあるんだ。人手が足りていないし、100%健康体ではないけど、ライブやギャフたちが帰ってくる。自分たちがプレーインへ進むことができるかを確かめたいんだ」
マブズにとってアービング不在は間違いなく痛手ながら、何とかプレーインに滑り込み、来季に繋がるポジティブな材料を残したいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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