現地時間3月24日(日本時間25日、日付は以下同)時点で、ゴールデンステイト・ウォリアーズは41勝30敗(勝率57.7%)でウエスタン・カンファレンス6位。
4位タイのロサンゼルス・レイカーズとメンフィス・グリズリーズ(ともに43勝28敗/勝率60.6%)を2.0ゲーム差で追いかける一方、7位のロサンゼルス・クリッパーズ(40勝31敗/勝率56.3%)、8位のミネソタ・ティンバーウルブズ(41勝32敗/勝率56.2%)とはわずか1.0ゲーム差と、プレーオフへのストレートインを懸けた熾烈な順位争いを繰り広げている。
そんな状況下で迎える次の試合は25日、敵地でのマイアミ・ヒート戦。ジミー・バトラーの古巣であり、彼が再三にわたりトレードを要求したため関係性が拗れてしまった、いわば因縁の相手だ。
今年のトレード・デッドライン当日、ウォリアーズとヒートは5チーム間の超大型トレードを実施。ヒートは不穏分子と化してしまったバトラーをウォリアーズに送り、見返りとしてアンドリュー・ウィギンズ、カイル・アンダーソン、トロント・ラプターズからデイビオン・ミッチェルを獲得した。
その後、ウォリアーズは16勝4敗と急上昇し、プレーイン圏外からプレーオフにストレートインできる位置まで一気にジャンプアップ。逆にヒートは10連敗を含む5勝17敗と坂道を転がり落ち、イースタン・カンファレンス6位から10位まで転落してしまった。
現在、30勝41敗(勝率42.3%)のヒートは、少しでも高いシード順でプレーイン・トーナメントへ出場すべく、9位のシカゴ・ブルズ(32勝40敗/勝率44.4%)を1.5ゲーム差で、8位のオーランド・マジック(34勝38敗/勝率47.2%)を3.5ゲーム差で追いかけている。ウォリアーズと同様に、今後も負けられない戦いが続くのは間違いない。
互いに必勝で相見える両チーム。ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは、両軍の思惑も含めて、レギュラーシーズン終盤に迎えるこの一戦を重要視していた。
「俺たちはジミーを手に入れた。ジミーにとって重要な一戦なのはわかっている。相手(ヒート)はウィグズ(ウィギンズの愛称)を手にした。彼にとっても重要なゲームになる。俺たちはジミーのために勝ちたい。彼らはウィグズのために勝とうと向かってくる」
また、バトラー自身はヒートとの“因縁”について「あまり気にしていない」としつつ「俺にとっては新たな1試合。俺たちにとって勝つことが期待されている試合なのは間違いないね」と口にしていた。
表面上こそ冷静に振る舞っているかもしれないが、両チームとも内面では“絶対に落とせない試合”と意気込んでいる可能性は十二分にある。25日の一戦は、激しいバトルが繰り広げられることになりそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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4位タイのロサンゼルス・レイカーズとメンフィス・グリズリーズ(ともに43勝28敗/勝率60.6%)を2.0ゲーム差で追いかける一方、7位のロサンゼルス・クリッパーズ(40勝31敗/勝率56.3%)、8位のミネソタ・ティンバーウルブズ(41勝32敗/勝率56.2%)とはわずか1.0ゲーム差と、プレーオフへのストレートインを懸けた熾烈な順位争いを繰り広げている。
そんな状況下で迎える次の試合は25日、敵地でのマイアミ・ヒート戦。ジミー・バトラーの古巣であり、彼が再三にわたりトレードを要求したため関係性が拗れてしまった、いわば因縁の相手だ。
今年のトレード・デッドライン当日、ウォリアーズとヒートは5チーム間の超大型トレードを実施。ヒートは不穏分子と化してしまったバトラーをウォリアーズに送り、見返りとしてアンドリュー・ウィギンズ、カイル・アンダーソン、トロント・ラプターズからデイビオン・ミッチェルを獲得した。
その後、ウォリアーズは16勝4敗と急上昇し、プレーイン圏外からプレーオフにストレートインできる位置まで一気にジャンプアップ。逆にヒートは10連敗を含む5勝17敗と坂道を転がり落ち、イースタン・カンファレンス6位から10位まで転落してしまった。
現在、30勝41敗(勝率42.3%)のヒートは、少しでも高いシード順でプレーイン・トーナメントへ出場すべく、9位のシカゴ・ブルズ(32勝40敗/勝率44.4%)を1.5ゲーム差で、8位のオーランド・マジック(34勝38敗/勝率47.2%)を3.5ゲーム差で追いかけている。ウォリアーズと同様に、今後も負けられない戦いが続くのは間違いない。
互いに必勝で相見える両チーム。ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは、両軍の思惑も含めて、レギュラーシーズン終盤に迎えるこの一戦を重要視していた。
「俺たちはジミーを手に入れた。ジミーにとって重要な一戦なのはわかっている。相手(ヒート)はウィグズ(ウィギンズの愛称)を手にした。彼にとっても重要なゲームになる。俺たちはジミーのために勝ちたい。彼らはウィグズのために勝とうと向かってくる」
また、バトラー自身はヒートとの“因縁”について「あまり気にしていない」としつつ「俺にとっては新たな1試合。俺たちにとって勝つことが期待されている試合なのは間違いないね」と口にしていた。
表面上こそ冷静に振る舞っているかもしれないが、両チームとも内面では“絶対に落とせない試合”と意気込んでいる可能性は十二分にある。25日の一戦は、激しいバトルが繰り広げられることになりそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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